システムデザイン工学部 在校生・教員インタビュー

幅広い分野について学んだことを社会で生かしたい

未来の情報技術について学んでいきたいと思い、東京電機大学に入学しました。プログラミングなどの工学的技術のほかに、現在の研究テーマにもつながっている「どんなデザインにすればラーメン店の券売機をもっと使いやすくできるのか」といった、「サービス」そのものをデザインするための手法を学べたことが印象的です。情報について、技術だけでなく、コミュニケーションやサービスなどを含めて多角的に考えられるようになりました。卒業後はニフティ株式会社への就職が内定しています。幅広く学んできたことを生かして、人と人とのコミュニケーションを支援するような事業に取り組んでいきたいですね。

遠くの相手とのコミュニケーションをもっと豊かに

武川直樹教授が指導するインタラクション研究室では、人の行動について探り、コミュニケーションデザインについて考えていきます。そこで「遠隔コミュニケーションを引き出すチャット生成エージェントの開発」をテーマとして、卒業研究に取り組んでいる最中です。ここでいうエージェントとは、インターネット上に存在するソフトウェアを指します。ネットを介して遠くの相手とコミュニケーションを取るとき、相手の状況がわからず、それが適切なコミュニケーションを阻害する場合があります。このときにエージェントが「(相手が)今帰宅しました」といったことを教えてくれれば、コミュニケーションがより豊かになるのではないかと考えたのがきっかけです。現在は実際のエージェントの実装を行っている段階ですが、他の学生や修士生の視点やアイデアが、研究を進める際にも大いに役立っています。

Side Story

高校時代からベースギターの演奏が好きで、大学でも軽音学部に所属しています。学園祭でステージに立つほか、年末年始などにはオールナイトでのライブにも参加。一人で演奏するときには味わえない、バンドでの一体感が大好きです。

バンド演奏を満喫軽音学部に所属し、バンド演奏を満喫

ロボットや遠隔通信技術を用いてコミュニケーションの課題に取り組む

武川 直樹 教授武川 直樹 教授
インタラクション研究室

使う人に喜んでもらえるものづくりを行うためには、何が求められるのか。単に性能や機能を追求するだけでなく、心理学や社会学の要素も含めて人間の行動を観察、分析しものづくりにフィードバックしていくというのがデザイン工学科のテーマです。

なかでも当研究室では、社会におけるコミュニケーション上のさまざまな課題に着目し、ロボットや遠隔通信などの技術を利用して、どのような解決が可能かという研究に取り組んでいます。

具体的な研究内容としては、子供と離れて暮らす高齢者などを対象とした、プライバシーを確保しながら互いの生活の様子をリアルタイムに伝えあうコミュニケーション支援システムの開発をしています。またテレビ電話を利用して、遠隔地に住む家族と食事をしながら会話を楽しむことにより、どのようなコミュニケーション効果が生まれるかなどの実験を行っています。

コミュニケーションにおいてロボットが果たす役割の研究も、大きな課題です。そのため、会議における出席者の発話時間やボディランゲージを読み取り、発言に消極的な人のコミュニケーションを活性化するロボットや、会話をモニタリングして沈黙が発生したときに適切な話題を提供するロボットなどの開発を進めています。現在は遠隔操作によりロボットの制御を行っていますが、将来的には完全に自律行動してコミュニケーションを行うものを目指しています。

このように心理学や社会学などの幅広い知識を駆使して人間の行動分析を行う必要があることから、学生の皆さんにはゼミでの議論を通じてさまざまな知識を共有できるよう心がけています。新しいコンセプトのものづくりに挑戦してみたい学生さんや、人と機械とのコミュニケーションに興味がある方に、ぜひ来ていただきたいですね。

コミュニケーション仲介ロボット「ニュート」大島直樹助教との共同研究、コミュニケーション仲介ロボット「ニュート」は、沈黙が続く人の前へ移動し声をかけるなど、消極的な発言者のコミュニケーション促進や会議における気まずい沈黙の緩和を目的としています。

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