人の動き、姿勢を リアルタイムで認識できるセンサで 乳幼児の睡眠時無呼吸症候群 検出システムを開発

理工学部 電子工学系 4年
埼玉県/県立川越高校 出身
田島 碧斗 さん
※2026年度入学者より電子情報工学系

研究テーマ 機械学習を用いた 乳幼児睡眠時無呼吸に伴う 体調変化解析システム

乳幼児の睡眠時無呼吸症状を検出するシステムの開発に取り組んでいます。睡眠時無呼吸症候群は、乳幼児の成長や発達に深刻な影響をおよぼすことが報告されていますが、診断が難しく、専門的な装置を求める声が多くあります。そこで、非接触で簡便に検出できるようになれば、早期発見、健康改善への道が拓けるのではないかと考えました。研究は、人の動き、姿勢をリアルタイムで認識できる深度センサKinect V2を用いて、保育園で計測した園児の呼吸動態データを機械学習で解析して進めています。さらに、乳幼児の睡眠時無呼吸と体調の変化との関係についても研究しています。研究室に入りたての頃は、医療の専門知識が分からず、医師から何かを頼まれても途方に暮れていました。その時、先生から「まずは形にしてみて医師からフィードバックをもらいながら進めればいい」とアドバイスされ前進できました。現在の研究にもこうした考え方が生きています。実際に使用する人の意見を反映させることで、これからも社会的な課題解決につながる研究をしたいと思っています。

機械学習を用いた乳幼児睡眠時無呼吸に伴う体調変化解析システムのイメージ画像

私たちの「D!」は Dialogue

対話を大切にして、研究を進展させ社会に貢献

医療分野における新しい技術を開発し、子どもたちの健康や生活の質を向上させたい。そのために、さまざまな人との対話により、多くの意見を取り入れていきたい。

先進生体医工学研究室とは

ハード、ソフトウェア技術を駆使し、医学部や医療機関、医療機器メーカーとコラボレーションして、疾患原因解明研究、外科治療支援機器開発、創薬支援システム開発を行っている。

荒船 龍彦 教授

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