100バンド以上の可視光、 非可視光情報を取得できるカメラで 群集の1人1人の 特徴を捉える撮影を実現

システムデザイン工学部 情報システム工学科 4年
岐阜県/中津高校出身
松井 潤 さん

研究テーマ ハイパースペクトル画像に基づく 群集データの分析

人混みを撮影した画像において、非常に小さく写る人々をより正確に検出・識別するために、ハイパースペクトルカメラを導入し、検証しています。従来のRGB画像は光をRED、GREEN、BLUEの3バンドに分けて撮影されたものですが、ハイパースペクトルカメラでは、100バンド以上の可視光、非可視光情報を取得できます。RGB画像を使った人の検出手法では、人の形状を捉えるのが難しく、1人1人の特徴を捉えられません。特に混雑した場面では限界があります。しかし、ハイパースペクトルカメラはより詳細な情報を得ることができるため、より精度の高い人検出・識別が期待されます。具体的な成果として、RGB画像1000画素分での識別精度をハイパースペクトル画像は5画素ほどで達成しました。幼いころから「世界で活躍できる大人になること」が夢でした。卒業後は、国際的なプロジェクトに関わっていきたいです。

ハイパースペクトル画像に基づく群集データの分析イメージ画像

私たちの「D!」は Design

なりたい将来の自分をデザインする

つねに自分の理想を思い描くことを心がけています。目標を持ち続けることで、現状に満足することなく、少しでも前に進み続けることができます。なりたい自分をデザインすることが大切だと考えています。

知覚情報処理研究室とは

コンピュータをより知的に進化させるために、人のように世界を理解するAIを目指し、コンピュータビジョンやパターン認識、機械学習などに関する研究に取り組んでいる。

小篠 裕子 准教授

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