察知が難しい設備や機器の 故障の予兆 AIによる予知で 適切なメンテナンスを実現

理工学部 機械工学系 4年
埼玉県/県立浦和第一女子高校 出身
福島 萌子 さん

研究テーマ AIを用いた機械システムの 予知保全に関する研究

安全性・生産性向上のために設備・機器は保全する必要があります。保全とはすなわち、設備が万全な状態で稼働することを維持する活動であり、予防保全、事後保全、予知保全に分けられます。予防保全は、トラブルが起きないように定期的に点検などを行うことですが、人員・労力がかかります。事後保全は、トラブルが起こった時に対処することですが、重大な事故につながり、損害額が大きくなる可能性があります。これらに対し、予知保全は、故障の予兆が確認できた段階で保全を行います。熟練した技術者でも予兆を見つけるのは難しいことですが、適切なタイミングでメンテナンスを実施できるため、ほかの方法と比べて部品やシステムの寿命をのばし、コスト削減、安全性の向上、生産ラインの安定稼働につながります。予知保全を行うためには、機器の状態を判断するための膨大なデータ収集、データから適切な情報の抽出と故障傾向の察知が必要になります。そこで、AIの技術を用い、膨大なデータを学習させることで、高度な予知保全を可能にする研究に取り組んでいます。

AIを用いた機械システムの予知保全に関する研究のイメージ画像

私たちの「D!」は Dependable(信頼できる)

人から信頼されるように、謙虚に、まじめに

人とのつながりを大切にしたいといつも思っている。人間関係を円滑に進めるためには、誠実であることが大事。何事にも、謙虚になって、まじめに取り組んでいきたい。

振動工学研究室とは

身近な振動から地震まで、「耐える、抑える、活用する」をキーワードに研究。また企業との共同研究などにより実験的、解析的に社会システムの安定化要素技術を研究します。

古屋 治 教授

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