CRC長挨拶

社会的課題のソリューションを提供するCRC

東京電機大学
研究推進社会連携センター センター長
齋藤 博之

東京電機大学では、皆様の将来の夢の実現、新しい産業の創出を目指して、非常に幅広い分野にわたって最先端技術の研究開発を進めています。その中核を担っているのが、研究推進社会連携センター(Center for Research and Collaboration:通称CRC)です。
 中でも、社会的ニーズの高い、エネルギー・環境、生体医工学、情報、安全・安心の4つの研究分野を重点化領域として定め、日々精力的に研究開発を進めています。
また、CRCは、「産官学地域連携」を活発化し、本学での研究成果を積極的に社会還元する役割も担っています。

一例を挙げますと、情報化社会が急速に進む一方で、その社会基盤を脅かすサイバー攻撃の問題が深刻化しています。本学は、平成27年度より『国際化サイバーセキュリティ学特別コース(文部科学省高度人材養成のための社会人学び直しプログラム選定・履修証明プログラム)』を開講し、世界最先端の情報セキュリティ技術の教育と研究開発に取り組んでいます。

また、本学がもつ知的財産を活用した中小企業支援にも努めています。平成28年度、『大学広域連携による中小企業知的財産支援サービス事業』が経済産業省の「地域中小企業知的財産支援力強化事業」に採択されました。この事業では、信用金庫の顧客である中小企業に知財や知財経営の重要性を認識して頂くセミナーの開催とともに、各企業の課題を本学の知財や研究ノウハウで解決する取り組みを推進しています。

CRCの体制としては、研究体制として、5つの研究部門、2つの共同利用施設からなる「総合研究所」を有し、事務体制として、研究推進活動、産官学連携活動、地域連携活動を担う3つの部署を有しています。
更には、企業や官庁での経験豊かな研究コーディネーター、産学連携コーディネーターを各研究分野に配して、皆様からのお問い合わせ・技術相談に迅速にお応えできるように努めています。

科学技術は日進月歩で発展しています。本学の最先端研究成果・実用化技術が皆様の夢の実現への第一歩としてお役に立つことを願って止みません。

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