2019.03.15
2019年3月2日から3月5日の間、国際センターの職員がベトナムのダナンにあるFPT大学(研修センター)へ視察に行きました。2019年度の夏季海外短期研修先としてFPT大学の英語研修を新たに実施する予定であるため、事前に研修内容および現地の状況を把握することを目的としました。
FPT大学は、ベトナム最大手のIT企業「FPTコーポレーション」によって2007年設立され、ベトナムの首都ハノイに本キャンパスを持つ私立大学です。2016年度世界的な大学評価機関であるQS世界大学ランキングでは、大学の設備やその教育、就職率及び社会貢献などで高い評価を受け、5つ星を獲得した大学です。
ブルネイ国立大学と協定を締結しており、ブルネイ国立大学から英語の先生をFPT大学へ派遣して短期英語研修のクラスを運営しています。(ブルネイは、かつてイギリスの保護領であったため、英語が広く通用する国です。)FPTの研修センターで英語クラスの授業を視察しました。信州大学の学生は、最初にクラス分けテストを行い、初級と中級の二つクラスを分けて授業を行っていました。1クラスは10人程度で、対話とディスカッションの形式の授業があり、市場に出て現地の店員と英語の対話を実践していました。
視察時は、文教大学や信州大学の学生が研修に参加しており、3月3日(日)には、「日本文化祭り」というイベントを実施し、書道、茶道、和装等をFPT大学の外国短期留学生、付属高校の生徒や外国人留学生、ベトナムの地元住民に披露していました。また、英語授業以外の活動として、英語クラブという寮で開催される活動があり、ブルネイやタイ、ベトナムの学生との交流ができます。授業以外で習った英語を実践できる場があるのもこの研修の特徴と言えます。その他に、ダナンのシティツアーやベトナムの世界遺産のホイアンの見学があります。ホイアンは、かつて貿易港として栄えていた街であり、ベトナムと交易をしていた外国の商人たちがこの街に住んでいました。日本人も多く住んでいたこともあり、日本人によって建設されたと言われている「来遠橋(日本橋)」があります。この橋は、人気観光スポットであり、観光客で賑わっています。
研修参加者は、FPT大学の学生寮に宿泊する予定です。学生寮は清潔で設備も新しい様子でした。セキュリティも整っており安心できる環境でしょう。部屋には、シャワーとトイレも備えており、シャワーは24時間使用可能です。寮から研修センターまでは、約10キロ位離れているため、バスで移動することとなります。(バスには無料で乗車できます。)
今回の視察を通して、FPT大学の英語研修の魅力を改めて確認することができました。従来、学生の皆さんに提供してきた欧米地域の英語研修とは異なる経験をすることができる新しい研修先です。4月18日(水)13:00~13:30,千住:1号館2階1204号室(鳩山:場所未定)にて募集説明会を開催予定であり、詳しくお伝えします。また、4月22日(月)13:00~千住1号館1階100周年ホール(鳩山:場所未定)にてFPT大学Hoang V.Cuong国際センター長が本学で講演を行う予定です、皆様から活発な質問を期待しています、ぜひ参加をご検討ください。