東京電機大学中学校・高等学校の新たな取り組み 学年横断型グループ学習(TDU-4D_Lab)を今年度よりスタート

2016.07.15

東京電機大学中学校・高等学校の新たな取り組み
学年横断型グループ学習(TDU-4D_Lab)を今年度よりスタート

学校法人東京電機大学

 東京電機大学中学校・高等学校(東京都小金井市 校長 大久保靖)では、2016年度より学年横断型(中2~高2)の課題探求学習「TDU-4D_Lab」(※)をスタートしました。これは中学生と高校生が混合のグループ(20名程度)(以下Labと表現)を組み、研究を行うもので、大学のゼミ学習をイメージし、総合的な学習の時間の中で実施します。
 学習の流れは、課題を見つけ、調査し、自ら考え、その成果を発表するという4つのステップからなります。この4ステップのサイクルを通して5つの力「視野の広さ」「冒険心」「専門性」「共感」「向上心」を身につけることが学習の最大の目的です。下級生は上級生に学び、上級生は下級生を指導することで自らも視野を広げ、自主性や協調性を育成する効果も期待されます。
 テーマは、【社会・国際学】、【人文・文化学】、【生命・環境学】、【理工学】、【情報学】、【体育・芸術学】など、様々な分野の課題から選択し、年10回(80分/回)で活動します。各グループ(ラボ)には担当教員が付きますが、学習は生徒が主体となって進め、教員は学習の促進・支援者として関わり、生徒たちが「自らの学び」に向かう姿勢を身につけられるよう指導します。
 研究成果は武蔵野祭(9月開催の文化祭)と中学卒業時(3月)の計2回発表する機会を設けています。武蔵野祭では高校2年生の最終発表の場と位置づけ、これまでの自身のLabへの取り組みを来場者に対してプレゼンテーションします。また、中学卒業時にはLabごとの発表を中学3年生が中心に行い、優秀なLabには卒業式終了後に代表Labとして、来賓・保護者に対してその研究成果を発表・披露します。

(※)「TDU-4D_Lab」:本校で独自に開発した学習形態。「4D」とは、三次元を意味する「3D」に「時間」の概念を加えた四次元のことで、時代がどのように移り変わっても欠かせない「社会における普遍性」を意味しています。

テーマ事例:「目指せ、高校生社長」「多言語社会における英語」「ビオトープ(生物生息空間)をつくろう」「金属の製錬」「ニセ科学にだまされるな」など

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