【在学生・保証人の皆様へ】令和2年度後期の学生生活について

2020.10.01

在学生、保証人の皆様へ

東京電機大学長 射場本 忠彦

本学では、9月19日(土)から埼玉鳩山キャンパス、同21日(月)から東京千住キャンパスにて後期の授業を開始しました。本学が実施する授業や研究活動へのご理解・ご協力に御礼申し上げます。

前期においては、在学生の安全と健康を守ることを最優先し、授業については、座学はオンラインによる授業を実施し、更に本学の建学の精神である「実学尊重」を具現化する実験・実習科目の一部や登校が必要な研究活動は、新型コロナウイルス感染症感染拡大防止への対応をはかりながら、対面にて実施してきました。

後期においても、授業や研究活動については、10月1日現在この方式を踏襲します。その中で、図書館施設等の大学施設の使用について一部運用を再開するなど、コロナ禍前の状況には到底及びませんが、ウィズコロナへの協力に理解いただいた上で登校できる機会を増やしています。

これまで、対面授業を案内した際には登校できない事情があることを理解してほしいとの声が寄せられました。一方で、学生が自由に登校できないことについて否定的な意見も頂戴しており、意見は両極端です。また、前期の授業について学生にアンケートを実施したところ、オンライン授業の良い点や課題も見えてきました。本学では、これらを参考にしながら、ウィズコロナ、更にはポストコロナへの取り組みを慎重に進めてまいります。※アンケート結果はこちら

さて、前期のオンライン授業が始まる前の4月30日に、学生の皆さんに次のメッセージを贈りました。

エンジニアは一つ一つの失敗を乗り越えながら前に進んで行かなければいけません。
技術の進歩は、失敗から何を学び得たかによって決まります。
教職員にとっても、学生のみなさんにとってもこれからの授業は一つの挑戦です。
はじめのうちはうまくいかないこともあるかもしれませんが、最終的には素晴らしい教育方法が完成されるはずです。
ぜひ、みなさんもこれからの新しい授業を一緒に作り上げるんだ、と意欲をもって、これからの授業を受講してください。

後期においては、このメッセージをオンライン授業に限ったものではなく、ポストコロナに向けた大学生活全般へのメッセージと受け取ってください。

本学は理工系大学の伝統校として、創立以来110年を超えて「技術で社会に貢献する人材」を育成し続け、多くの卒業生が社会で活躍してきた実績があります。困難な時代ではありますが引き続き教職員一同さらには卒業生も含め、在学生を応援していきます。自信を持ち、安心して学業に励んで欲しいと思います。

重ねて、在学生、保証人の皆様の新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に係る本学の取り組みへのご理解・ご協力に感謝申し上げます。
引き続き、皆様の本感染症感染拡大防止策への日常の取り組みをお願いいたします。

本学は「技術は人なり」に明示される社会性の涵養とともに「技術で社会に貢献する人材の育成」を実現する学修ができるようオンライン授業、対面授業の双方並びに学生生活全般において、ウィズコロナ、更にはポストコロナに取り組んでまいります。

問合せ先:学長室 tdupres@jim.dendai.ac.jp