令和2年度 東京電機大学学術振興基金「教育賞」を決定

2021.02.22

NEWS RELEASE
報道関係各位

令和2年度 東京電機大学学術振興基金「教育賞」を決定

学校法人 東京電機大学

東京電機大学(学長 射場本 忠彦)は、このたび、令和2年度 東京電機大学学術振興基金「教育賞」を決定しました。
東京電機大学学術振興基金「教育賞」は、本学において、独創性が豊かで特色があり、学内外で高い評価を受けた授業方法や授業システム、教育改善を期待できる教育システム、顕著な教育成果をあげた教材や教科書等を推進した教員等の業績を表彰するものです。平成4年度より開始した本賞は、今年度で28回目を迎え、計26件の表彰となります。
今年度は2件の「教育賞」を選出しました。詳細は以下の通りです。

<令和2年度「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』」の授賞業績>

賞: 教育賞(2件)

業績の表題
学生の趣味を生かしたコネクテッド・ラーニングについて:オンライン授業ならではの、英語コミュニケーション能力を養う学習法
授賞者(所属・職位)
理工学部 共通教育群 ヨーク ジェームズ 講師
授賞理由
本業績は、コネクテッドラーニング教授法を利用したネットワークコミュニティーでのPBL科目の実践である。
現代のコミュニケーションは、従来の「スピーキングスキル」だけでなく、SNSや掲示板、eメールといったインターネットを利用したコミュニケーション手段を駆使することも重要である。
授業では、学生が少人数のグループで自分の興味に沿ったネット上にあるコミュニティを探し、そのコミュニティの文化や専門用語を調べた後、英語でそのコミュニティに参加している。その結果、学生は教科書で学ぶ英語を遥かに上回る専門用語、現代の俗語、ネットスラング等を身に付け、情報リテラシーも学んでいる。
特色ある授業方法であり、独創性豊かな教育と認められる。

業績の表題
演習と講義を一体化した実践・体験的学びと、学部・修士縦型統合教育の試み
授賞者(所属・職位)
未来科学部 建築学科 山田 あすか 教授
授賞理由
本業績は、学部・大学院生向け講義をそれぞれ積み重ねの上で部分的に融合することで、学年を超えた学び合いの関係をつくる縦型統合教育の実践である。
学部生科目で収集した演習科目の分析・考察・提案をグループで行うパートの実施にあたり、大学院生がファシリテーターとして指導に加わることで、学年を超えた学び合いを得るという科目であり、学生から高い評価を得ている。
本取り組みでは、講義の主題に関する学びに加えて、大学院生には卒業研究やゼミ学修で培った研究スキルを発揮しリーダーシップやファシリテーションの能力を醸成し、学部生にはその後の研究室活動や大学院での学びへの見通しを醸成することが期待される。また、学部生が大学院生と交流することにより、大学院進学率の向上につながることが期待される講義モデルである。
独創性豊かな教育と認められる。

■「東京電機大学学術振興基金『教育賞』・『教育奨励賞』」について

東京電機大学が設置する基金であり、学内における教育並びに研究活動の助成および学内外の科学技術に関する優秀、顕著な研究に対する援助を行い、もって科学技術の振興に寄与すること等を目的として、特色のある教育並びに研究活動や奨学援助、国際交流などの奨励に資する事業を展開しています。

■「東京電機大学学術振興基金 『教育賞』・『教育奨励賞』」について

「教育賞」は、独創性が豊かで特色ある授業方法や授業システム、学内外から高い評価を受けている授業方法や授業システム、顕著な教育成果をあげた教材や教科書、教育改善を期待できる教育システム等を推進した者あるいはグループ、または日頃の教授活動で創意工夫を凝らし本学の教育の充実向上に貢献した者あるいはグループを表彰しています。また、教育賞に準ずる顕著な教育を推進した者あるいはグループに対しては「教育奨励賞」として表彰しています。なお、今回は「教育奨励賞」の該当はありませんでした。
今回の表彰を含め、『教育賞』・『教育奨励賞』の表彰件数は計50件となりました(「教育賞」:26件、「教育奨励賞」:24件)。

<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・多田・石井
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180  e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 https://www.dendai.ac.jp/