第4号　「なぜ自分たちがＴＤＵにいるのか」

　６月１６日（火）に顧問会を開催いたしました。この会は顧問の先生方などに、１年間にわたる学園活動のご報告を差し上げ、学園の方向性や学術の動向等について広い視野、高いご見識から指針を頂こうとするものであります。ご出席は、顧問のほか名誉学長、名誉教授、学賓、参与などの先生方です。
　当日は小雨交じりの中、会場の如水会館には約４０名の先生方のご出席を賜り、新キャンパスの創設と大学グランドデザインを中心にご報告し、ご意見を拝聴しました。終了後は懇親会を開催し、現在の理事や役職者も出席し懇親を深めました。
　この顧問会には、４月に学術顧問に就任された吉川弘之先生もご出席されました。先生は、日本学術会議会長を務められ、東大総長、放送大学学長、産業技術総合研究所理事長などを歴任された、日本を代表する研究者です。先生から、本学が日本の科学技術の振興・技術者育成にさらに貢献していけるようご尽力頂けるとのご挨拶をいただき、大変心強く思った次第です。また同日、日刊工業新聞に掲載された吉川先生と古田学長の対談も大変印象的で、特に先生の以下のご発言が心に残りました。
　「大学では、意思決定にあたり全員一致ということはありません。しかし教授がそれぞれ違う考えを持っていても、なぜ自分たちがＴＤＵにいるのかという高次元の理念を共有することで、未来志向のいっそう強いベクトルを持つことができるでしょう」と述べられました。
　私も以前から“ＴＤＵ　Shares”と言っております。教職員が思いをひとつにし、分かち合いながら一体となって運営に当たっていくことを目指したいと思います。ＴＤＵはひとつなのであります。

☆☆☆理事長メッセージ　第4号（2009.06.26）☆☆☆
◆隔週金曜日発行予定です。ご意見、ご感想、情報など是非お寄せください。
【編集・発行】学校法人東京電機大学　経営企画室　120-8551東京都足立区千住旭町5番　
TEL 03-5284-5125 FAX 03-5284-5180　

---