第66号 「学園創立者の肖像画」

2013.12.20

 東京千住キャンパスの理事会議室には、歴代理事長の肖像が掲げられています。先人が学園の発展を願い、後進が道を誤る事のないよう見守り、また導き、時には監督頂いている気がしています。歴代理事長はお写真なのですが、創立者の廣田精一先生、扇本眞吉先生は肖像画が掲げられています。
 お二人の肖像画は、電機学校が創立20周年を迎えたのを機に制作されました。そして翌年の昭和3年9月11日、廣田先生は病気療養のため扇本先生を主賓とし教職員約80名が学校に集い除幕式が行われたと記録にあります。その時の加藤静夫校長の挨拶をご紹介します。
 「本校今日の隆昌は創立者たる廣田、扇本両氏に負うところ絶大である。すなわち両氏が愛校の精神に燃え、学校と運営をともにし、鳥の両翼の如く互いに相扶け、事に当たっては炯眼と熟慮、果断と綿密とを巧みに調和して、私共を指導せられた賜物である。この生みの親、育ての親たる両氏に対し、私共の感謝を永久に記念し、かつ発奮の刺激とするため、ここに八木彩霞画伯の揮毫になる肖像の除幕式を行って久遠の魂を吹き込み、今後幹部室に掲げてその精神気迫を永久に伝えたい」
 創立から106年。肖像画を見るたび、教職員一同がお二人の愛校心、精神・気迫を忘れず、創立者に恥じる事のないよう協力しあい、さらなる学園の発展に尽くさなければならないと感じる次第です。

学園創立者の肖像画 廣田精一先生    扇本眞吉先生

☆☆☆学長メッセージ 第66号(2013.12.20)☆☆☆
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