第80号　「『東京電機大学で学ぶ』で講義して」

　先日、1年生の授業「東京電機大学で学ぶ」で講義しました。この講義は大学生活への導入授業として、様々な講師がアラカルトで講義するもので、私が最終回を務めました。

　当日は、3 つのキャンパスをネットワークで結び、約300名の学生が聴講しました。私は、新入生がこれから学ぶ科学技術について、TDUの教育・研究理念と輝かしい実績について、初代学長丹羽先生の紹介、テレビで取り上げられた事例の紹介、卒業生の活躍と就職の良さなど社会的評価の高さについてお話ししました。

　そして最後に、親子孫3代にわたり卒業生である古い先輩として、私の経験を紹介しました。つまり、大学時代はあまり勉強をせず遊びに夢中だったため、就職先で一流大学出身者と仕事をすることになり劣等感で挫けそうになったこと。しかしこのままではいけないと母校や自分の名誉や誇りをかけ一念発起して勉強し、ついに同僚と肩を並べて仕事ができるようになったこと。そこから頑張れば成果が出ること、自分の人生の主人公は自分であると学んだことを話しました。そうした経験を踏まえ学生たちに、「ここには不本意入学や勉強に自信のない人もいるかもしれないが、今の学力は問題でない。これからあなたがTDUでいかに頑張るかが大切であり、一生が勉強なのである」と伝えました。

　新入生諸君には東京電機大学人として、TDUを知って、学んで、楽しんで、卒業したら深い愛校心を原動力にTDUを守り、発展させて欲しい、といメッセージを贈った次第であります。

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