第81号 「研修会で話したこと」

2015.09.20

 8月下旬に職員研修会を開催しました。当日は、校友会理事長で東洋電機㈱会長を務める松尾隆徳様に、「仕事と倫理」をテーマにご講演頂き、その後グループディスカッションを行うなど、大変有意義な研修となりました。

 本研修会の開会の挨拶で、私は日頃の業務で感じていることなど、今まで以上に教職員に望むこととして以下の3点をお話ししました。ひとつ目は、「組織全体のことを考えて行動すること」。二つ目は、「最高学府に属する者として見識ある議論と行動をとること」。三つ目は、特に管理職にあっては「大学運営の責任を自覚し、仕事本位の姿勢で行動し、物事を決めること」です。

 これらを踏まえ私は、教職員は全員がプロフェッショナルとして働いて欲しいと伝えました。プロフェッショナルというと、何か特別な職業や才能に恵まれた人のことと考えがちです。しかし私は誰でもプロになれると考えています。そこでNHKの人気番組「仕事の流儀」を紹介し、例えば俳優の渡辺謙は「与えられた状況のなかでベストを尽くすこと」をプロと考えていること、またサッカーの本田圭佑にとってプロとは「真摯であること、一生懸命であること、まじめであること」で、特別なことではないと話しました。

 私が望む教職員像は、実は私が常日頃言っている「東京電機大学人」なのであります。「東京電機大学人の基本姿勢」「5つの行動規範」はその指針として示しています。

 今、本学に在職している教職員は、学園の使命、理念や方針を具現化していく役割を担っています。その意味で、TDUを真に理解し、教職員全員がプロとして、そして「東京電機大学人」として活躍して欲しいのであります。

研修会で話したこと

☆☆☆理事長メッセージ 第81号(2015.9.20)☆☆☆
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