大学院 6つのポイントと3つのポリシー

大学院に進学すると、「正解」を導く学習から「問い」や「発見」を探す能動的な研究活動に大きくシフトします。指導教授のもと研究テーマを決め、修士課程で2年間、博士課程ではさらに3年間かけて研究専念します。大学院生は、研究室での研究活動や、最先端の研究施設を使用した実験そして論文作成などが中心になりますが、各自が時間管理をしっかり行い、ディスカッションや研究の進捗状況報告、学会への参加、後輩指導、さらに就職活動まで、さまざまな活動を行います。

  • 副手制度

    学部の授業において教員を補助して後輩を指導することにより、人を指導する力を身につけると同時に、自分自身の理解も深めることができます。この副手制度では、月額で手当が支給され、大学院生の経済的支援にもなっています。

  • 就職活動

    きめ細かいキャリア支援や、これまで世に送り出した約21万人の卒業生に対する高い評価などが、大学院生の就職を強力に後押しします。毎年、企業から引く手あまたで約6割の大学院生が従業員1,000名以上の大企業に就職しています。

大学院でのステップアップ 博士号取得状況 図表

Point1 時代をリードする最先端の研究体制

東京電機大学は、全学的研究機関である「総合研究所」を設置し、付属施設である「埼玉共同利用施設」(埼玉鳩山キャンパス)、「千葉共同利用施設」(千葉ニュータウンキャンパス)に、それぞれ高度先端機器装置を有し、本学の教員・学生の研究活動を支援しています。また、独自の研究・開発テーマのもとで優れた成果をあげると同時に、国家プロジェクトとの連携、地域の企業・大学・研究所との共同研究も積極的に推進し、科学技術の発展に寄与しています。

Point2 国際学会への参加を積極的に奨励

研究で十分な成果を出す学生に対し、国内外での学会に参加し、発表することを奨励しています。さまざまな専門分野の最先端の研究成果にふれ、また人との交流を通して、研究テーマへの関心が深まり、視野も広くなります。東京電機大学大学院の学生は、アメリカ、オーストラリア、フランス、ドイツなどの82件の国際学会において研究発表を行い、貴重な経験をしています。(平成27年度実績)

Point3 時代の先端を行く教員の指導と理想の研究環境

東京電機大学大学院では研究領域の多様化と研究内容の拡大を目的に、学外の研究機関と連携して院生の研究指導を行う「連携大学院方式」を導入。院生は協定先のさまざまな研究機関、客員教員として迎えた連携先研究者のもとで、高度な研究指導を受けることができます。さらに、国内35大学(平成28年度現在)との「学術交流協定」により、他大学の科目履修や研究指導を受けることができ、多くの院生が積極的に協定を活用することで、自らのスキルアップに努めています。

Point4 公開式の学位論文発表会

東京電機大学大学院の「学位論文発表会(修士・博士)」は、教職員や院生・学部生はもとより、一般の企業や研究機関など外部の人々にも公開しています。その目的は、院生が自らの研究を世に問い、科学技術者・研究者としての資質を磨いていくためにほかなりません。発表会はポスター形式、口頭発表形式など、研究科・専攻ごとに異なったスタイルで行われていますが、社会的な注目度も高く、毎年熱い議論が交わされています。

Point5 大学院生をサポートする奨学金制度と教育訓練給付制度

東京電機大学では、国や地方公共団体、民間育英団体の奨学金制度とは別に、本学独自の奨学金制度を用意しています。また、大学院修士課程全13専攻は、厚生労働省が運営している教育訓練給付制度の対象講座であり、社会人入試で入学し、一定の条件を満たす学生は、給付金を受けることができます。いずれも人材の育成を目的に、大学院生を経済面から支援する制度ですので、積極的にご応募ください。

Point6 従業員1,000名以上の大企業に約6割の大学院生が就職

本学が世に送り出した卒業生はおよそ21万人。その多くが刻々と変化する現代社会のニーズに対応した科学技術者・研究者として高い社会的評価を受けています。企業や研究機関の新卒採用において研究開発要員として本学大学院修了者を指名するケースも少なくありません。こうした長年の信頼と確かな実績から、約6割の大学院生が従業員1,000名以上の大企業に内定しています。また、博士課程では修士課程を横断的に統合したユニークな教育を展開しており、キャンパス・分野にとらわれない広く深い学びを実現しています。

入学者受け入れの方針

東京電機大学大学院は、学士課程を修了した者がさらに高度専門知識を修得するために、修士課程と博士課程(後期)を設置しています。

修士課程は、学士課程で基礎専門知識を十分身につけ、専門分野における基礎的な問題を自立的に解決する意欲を持った人を受け入れます。博士課程(後期)は、専門分野における基礎的な問題を解決できる能力を有し、研究者として自立し自発的能力を修得しようとする意欲を持った人を受け入れます。

以上の考えに基づき、以下の入試制度を通して、多様な能力を持った人材を受け入れます。

(1)一般入学試験
修士課程は、本学の建学の精神である「実学尊重」と教育・研究理念である「技術は人なり」を理解し、学士課程における専門知識を十分身につけ、学習意欲に溢れた人材を受け入れます。本学独自の学力試験及び面接試験を実施します。

博士課程(後期)においては、前述した「建学の精神」と「教育・研究理念」を理解し、修士課程までの専門知識を十分身につけ、学習・研究意欲に溢れた人材を受け入れます。本学独自の面接試験を実施します。

(2)推薦入学試験
修士課程は、本学の建学の精神である「実学尊重」と教育・研究理念である「技術は人なり」を理解し、学士課程で良好な成績を収め、学習意欲に溢れた人材を受け入れます。本学独自の面接試験を実施します。

博士課程(後期)は、前述した「建学の精神」と「教育・研究理念」を理解し、修士課程において良好な成績を収め、学習・研究意欲に溢れた人材を受け入れます。本学独自の面接試験を実施します。

教育課程編成・実施の方針

高度な技術社会においては、問題発見・解決能力が科学技術者に要求されます。そのためには専門基礎ばかりではなく、より高度な専門知識の修得が必要となります。

修士課程は、学士課程で学んだ基礎知識をさらに発展させ、社会が直面している問題をさまざまな側面から洞察する力を備え、さらに進化した専門知識を修得できるよう、高度な専門性を有するカリキュラムを編成しています。

博士課程(後期)は、高度な専門知識を有し、かつ自立した研究者を養成するために、専門分野の研究に加えて、先端的な講義と個別指導を含むカリキュラムを編成しています。

以上の考えに基づき、各研究科における教育課程を編成し、実施しています。

学位授与の方針

東京電機大学は、「実学尊重」を建学の精神とし、高度な科学技術を創造・伝承することにより、“科学技術の総本山となる”ことを目標としています。博士・修士課程は、学士課程で身につけた能力をさらに発展させ、各専門分野における問題を自立して解決できる高度専門職業人を養成します。

修士課程においては、先端的な専門知識を修得するとともに、専門分野における基礎的な問題を自立的に解決する能力を備えた科学技術者を養成します。学位授与の要件は、所定の期間在学し(※)、各研究科の教育・研究理念に沿って編成された教育課程から必要な単位を修得し、論文審査(専攻により、論文審査に代わる特定の課題についての研究の審査)に合格することとします。

博士課程(後期)においては、高度な専門性が要求される問題の解決能力を有し、研究者として自立できる自発的能力を備えた科学技術者を養成します。学位授与の要件は、所定の期間在学し(※)、先端科学技術研究科の教育・研究理念と人材養成の目的に沿って設定された講義科目から、必要な単位を修得し、論文審査に合格することとします。

※標準修業年限は、修士課程は2年、博士課程(後期)は3年。

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