工学部 先端機械工学科 私の4年間のステップ(1)

機械工学やデザイン工学に興味がありました。オープンキャンパスで、先輩が熱意と誇りを持って自分の研究を説明する姿を見て、私も本学で勉学と研究に打ち込みたいと考えました。

机上の計算と実際のものづくりの違い

「ワークショップⅡ」では、4人1組で5カ月間かけて重量挙げロボットを製作しました。4人共ロボット製作が初めてだったので、つくった滑車が計算通りの重量を持ち上げられないなど、思い通りにいかないこともありました。結果として、大会当日は狙った成績を残せませんでした。実際のものづくりでは、摩擦などの不確定要素の影響を受けたりするので、条件を満たす数値に余裕を持たせて設計する必要があることを知りました。

1年次の制作完成後の「重量挙げ大会」では、残念ながら1回戦敗退でした。

製図法の基礎を、手書きで学ぶ

「機械設計製図Ⅰ・Ⅱ」は、実際の機械部品を手書きで製図する授業です。シンプルなボルトに始まり、1年間で約15枚の図面を完成させました。難しかったのは、書き方のルールが条件によって変わるところ。たとえば、さまざまな条件の優先順位を判断したうえで、0.3mmと0.5mmどちらのシャープペンシルで書くかを選択しなければいけません。苦労した分、考えて製図を書く習慣がつき、3年次のCAD製図はスムーズに理解できました。

2年次の制作「ハンドル車」や「フランジ形固定軸」の手書き図面。

CAD初心者でも、3つのステップで習得

初めてCADで製図を行ったのが、「先端機械設計製図Ⅰ・Ⅱ」。前期は、前半に見本図面の模写でソフトウェアの使い方を学び、後半は実際の部品を見て製図を作成。後期は、実物がない中で要求書に従って必要な計算を行い、図面を完成させました。計算には、材料力学や機械力学などの教科で得た知識を統合する必要があり、製図の奥深さを知りました。さらに授業後には、「CAD利用技術者試験2級」の試験対策も行ってくれました。

3年次の研究作成した各部品の図面を合わせた、「プレス抜型」の完成図。

投影露光を用いた表面模様形成による、超撥水性の研究

日常生活に役立つテーマに挑戦したかったので、投影露光を用いた撥水加工を研究しています。超撥水性を示すハスの葉表面の凹凸構造を模倣して、金属に物理的な表面加工を施す技術で、レーザーよりも低コストです。具体的には、ステンレスに投影露光でドットやラインのパターンを作成し、エッチングで彫り込んで撥水性の評価を行います。将来的には、ハスよりも優れたパターンを発見できるかもしれません。

4年次の制作昨年よりも細かなドットパターンの作成に成功しました。

キヤノン株式会社

インターンシップを20社ほど経験したことで自分の強みを客観的に把握し、就活に役立てることができました。入社後は、ネットワークカメラの開発設計を希望しています。価値ある情報を収集できるカメラで、災害時に被災地の状況を分析して共有できるようにするなど、安全で快適な生活を実現するモノづくりができるエンジニアを目指しています。

こだわりのコーヒー

コーヒーが大好き。お店や豆の種類、抽出条件によって変わる苦味や酸味などの評価を、ノートに記録しています。友人や家族に、おいしいと喜んでもらえたときが一番幸せです。

こだわりのコーヒー

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