工学部 電気電子工学科 私の4年間のステップ(1) 学科オリジナルサイト

ファクシミリ製作を通し、ものづくりの基本を学ぶ

私にとって「ワークショップ入門」でファクシミリを製作したのが、実際に手を動かして電子工作をした初めての体験でした。授業では、ファクシミリの基板の設計をし、はんだ付けして回路を作り、装置を組み立てました。当初センサーが文字をうまく読み取ってくれず、センサーと紙の距離などを試行錯誤しながら何度も調整しました。苦労も多かったですが、装置が完成し、正常に動作することが確認できたときは嬉しかったです。ワークショップの発表も、人前で話すよい経験となりました。

1年次の制作製作したファクシミリ。電気電子工学科1年生が毎年取り組む課題。

基本的な実験装置の扱い方や実験方法を習得

「電気電子工学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」では、年間26テーマの実験を行いました。この授業を通し、1年次で学んだ知識や現象を実験で再現することで理解が深まり、基本的な実験装置の扱い方や実験方法を習得することができました。実験結果が理論通りの値にならないこともありましたが、なぜうまくいかなかったかを考えることで、考察力がついたと思います。毎週実験レポートの提出が課せられ、何度も再提出となって大変でしたが、レポート作成の規則や、文章にまとめる力も身につきました。

2年次の制作電気信号の波形を観測する装置「オシロスコープ」を用いた実験。

進路につながる「医用電子工学」と出会う

3年次になると、選択科目が多くなります。「医用電子工学」は、単純に面白そうだと思って履修を決めましたが、講義を受けるうちに、電気電子工学を活用して人の命を守ることができると知って医療機器の分野に魅力を感じ、この授業が私の進路を方向づけることになりました。授業で生体計測用の電子回路を学習したり、生体から出る微弱な電気信号を増幅する機器や、余計なノイズを除去する仕組みなどを学んだりすることを通して、興味のある分野を絞ることができました。

3年次の制作指先に光を当てて反射光を検出する機器を製作。検出した信号を処理して脈拍を測る。

1年次に製作したファクシミリを再検討し、成長を実感

「ワークショップ」では、4年次に配属になった生体情報インタフェース研究室のメンバーと、1年次に製作したファクシミリについて改善点を検討し、試行錯誤しながら再度製作しました。他分野の意見を取り入れるのもこの授業の課題で、私たちは建築学科の人に意見を聞き、筐体の強度やデザイン性の向上を図りました。チームで議論を重ね、一つのものをつくり上げていくのは初めてで、貴重な経験となりました。また、分野を超えた意見を取り入れることの大切さを学びました。

4年次の制作チームで検討し、作成した、ファクシミリの「発表ポスター」

オリンパス株式会社

4年次には生体情報インタフェース研究室に配属になり、卒業研究では、心疾患患者の交通事故削減を目指し、電極を配置した座席に座るだけで、服の上から心電図を計測する機器の開発に取り組んでいます。就職も、世界的な消化器内視鏡メーカーであるオリンパス株式会社に決まりました。医療機器の命ともいえる品質を保持しながら、人々が安心して治療や検査を受けられる“当たり前”を守り続けていきたいと思っています。

草野球チーム地元の草野球チームに所属して、週末には試合で気分転換をしています。

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