工学部 機械工学科 私の4年間のステップ(1)

鉄道車両の設計・開発を担う技術者になるべく、実学を大切にした教育を行う本学を志望しました。

手を動かすことで、講義だけでは分からない機械の構造を知る

「ワークショップ」では、機械の構造を理解するためにエンジンやコンプレッサー、ミニバイクなどの機械を分解し、再度組み立てました。初めてのことなので、その過程では多くの苦労がありました。たとえば、ネジの締め方一つとっても、力加減によってはネジを破損させることもあります。講義では破損する理由を理論として学びますが、自分の手で分解、組み立てを行うことで、実際に破損した瞬間にその理論を体感的に理解できました。

1年次の制作分解してから、組み立て直したエンジン。

公式の大切さに改めて気づけた

2年次の授業は、機械の原理を理解し、思考力も身につけるためにどれも大切でした。特に「工業熱力学Ⅰ・Ⅱ」では、機械を設計するために不可欠な公式を習得。たとえば、自動車などでスピードを出す際に必要な動力を求めるには、熱が温度変化した際のエネルギーの流れを数値化する公式を使います。熱という数値化しづらく扱いにくいものも、公式により人が扱えるようになることを実感しました。

2年次の研究CADで製作した「青銅ねじ込みコック」。コックは水道や配管で使用される。

使う人の立場になって設計する必要性を実感

「機械設計製図Ⅲ」では、「小型渦巻ポンプ」の作図と設計を2カ月以内に完成させます。その過程で、理論的な問題だけを気にするのではなく使う人の立場になって設計する重要性にも気づきました。たとえば、厚さがあると耐久性は上がりますが、その分材料費がかさむので価格にも影響してしまいます。難易度の高い授業でしたが、週2、3回放課後に友人と議論することで、図面を完成させることができました。

3年次の研究教授へ質問を重ね、試行錯誤して完成させた「小型渦巻ポンプ」の図面。

地震時に家具転倒を防止する技術の研究

卒業研究では「地震時における家具転倒防止技術の基礎的研究」に取り組みました。家具の周辺に壁がない状況での家具防止器具の解析モデルを作成し、実験を行っています。たとえば、天井と家具にダンバーを斜めに設置することで、家具が倒れる方向とは逆に力が働き家具の転倒を防止できます。研究では必ず問題が発生しますが、その問題を解決する方法を探り改善する力が身につきました。

4年次の研究卒業研究「地震時における家具転倒防止技術の基礎的研究」。

東海旅客鉄道株式会社(JR東海)

新幹線の乗車中に振動を感じることが少ないのは、支えている車輪などの装置技術が進んでいるからです。入社後は機械を扱う現場でスキルを身につけたうえで、卒業研究で振動に関する研究をした経験を生かし、高速で走行しても安全でかつ乗客に揺れを感じさせない快適な車両の設計・開発に携わりたいです。

将棋で先を読む力を養う

将棋部に所属しています。常に「どうしたら最善なのか」を考えるのが難しくもあり、醍醐味です。この先の展開を読む力は、研究や実験にも相通じるものがあります。

将棋で先を読む力を養う

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