水や空気がどんな法則で動いているのかなど、流体力学にずっと興味を持っていました。
その流体力学を専門とする研究室がある本学を志望しました。

ものづくりの基礎となる製図を学んだ

機械の図面を描き、製図の基本ルールを学ぶ「電子機械工学製作実習※」。実物のバルブ装置を見て、専用の測定器で正確に測りながら手描きの図面を起こしていきます。外形線は0.5mm、寸法線は0.3mmなど、細かく決められたルールに則り、雲形定規や自在定規も用いて描きました。測定器の扱いにもまだ慣れていないので、測る人や測り方でばらつきが出ることもあり、グループの仲間と協力し合いながら完成させました。
※2015年度入学生の1年次設置科目。

1年次の制作中心で切断された、バルブの中の構造まで図面に起こしました。

“機械の向こうにいる人”を想定して製図する

「機械工学実験・実習Ⅰ・Ⅱ」は図面を見て、旋盤やフライスで金属を削り出す実習です。実習の過程で加工する人、組み立てる人までを想定して図面を描く大切さを実感しました。それらの人が見てわかる図面でないと実際の製作はできないからです。工作機械は使いこなすことが難しく、少し削ったつもりなのに、はめあい部がスカスカになってしまったことも。図面をそのまま再現して製作する難しさも知りました。

2年次の制作実習で製作したマンドレル装置と、はめあい加工。

イチから自分で決めて設計する体験

設計は、習得した知識と技術を全て駆使する必要があると実感したのが「機械設計製図Ⅲ・Ⅳ」です。“何kN(キロニュートン)のものを持ち上げられる”という条件だけを指定された「手巻きウインチ」を、1年間かけて設計しました。使う環境と条件を自分で決め、本体とワイヤーの素材・サイズの選択を行います。また、減速機の設計、安全率の設定なども考慮する必要があります。先生のチェックを受けるたびに誤りを指摘され、何度も修正しました。

3年次の制作前期で設計書と構想図、後期で各部品図と完成図を作成しました。

台湾で約3週間の海外研修にチャレンジ

前期で大学院進学が決まったので、7月に台湾・中原大学の「国際化プロジェクト※」に参加しました。私は「風力タービン」のプロジェクトに取り組み、台湾人・インドネシア人・もう1人の日本人と協力して設計図面と模型を完成させました。初めての海外で言葉の壁もありましたが、そんなときは図で説明すると一発で伝わり、“図面は共通言語”だと実感しました。国際的なチームで目標を達成した経験が、自信にもなりました。
※留学は4年次、単位は大学院入学後認定。

4年次の制作自分たちで設計した「風力タービン」のプレゼンテーション。

東京電機大学大学院 理工学研究科 電子・機械工学専攻

流体と固体の干渉を数値解析する卒業研究を行っています。具体的には、衝撃波が固体に衝突した際の固体内部の応力の様子や周囲の流れ場を、自分で書いたプログラムでシミュレーション解析しています。これは超音速の世界を解明するヒントになり得る研究です。学部の4年間で高度な研究を行うための知識・技術を習得できたので、大学院ではこの研究をさらに発展させたいです。

息抜きもプログラミングで

趣味で、ゲームをプログラミングしています。自分が設計したものが、自分の思い通りに動くのが面白いです。ゲーム制作のために蓄えた知識が、研究に生かせることもあります。

ゲームをプログラミング

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