数学のすべての基礎になる概念を存分に学べた

高校時代に、大学では数学を探求したいと考えていました。高校までの数学だと、証明なしに公式だけを覚えるものもあるので、より具体的に学びたいというのが理由です。本学は必要に応じて高校の復習から始められるカリキュラムがあり、また実家からのアクセスもスムーズなので進学を決めました。1年次の「数学演習Ⅱ」では、大学以降の数学の基礎となる概念をしっかりと学ぶことができ、自分が求める学問を学んでいるという確かな実感がありました。

1年次 教科書数学を目指すきっかけとなった内容の授業

数学では命題や定理の内容理解が重要になります。そのため数学ならではの用語や文脈に対するしっかりとした学習が必要です。それらを「数学演習Ⅱ」のように特別な時間を設け学ぶのは非常に有益だと感じました。

のちのテーマとなる複素解析学との出会い

2年次では、複素解析学という学問に触れました。複素数による微積分なのですが、微積分や線形代数など、それまでの数学の学びが総動員されている内容でした。今まで自分が学んできた数学がどのように役立つのかを確認・理解できた講義でもあり、多くのことを得られた授業だったと感じています。また、私が現在取り組んでいる研究も複素解析学から発展したテーマを扱っていますので、そういった意味でも印象に残っている講義です。

2年次の学習内容より数学に興味を持てたあたらしい微積分

実数による微積分は親しんでいましたが、複素数での微積分は初でした。前者後者の違いに興味を感じたのを覚えています。複素解析学は、大学院でも専門にしますので、「複素解析学Ⅱ※ 」は、私の転機だと思います。
※科目が2018年度より3年次科目に変更になります。

「複素解析学Ⅱ」では大学院レベルの授業も体験

複素解析学の講義は2年次に続き、3年次でも印象に残っています。授業のスピードがとても速く苦労しました。非常に内容の濃い講義で、数学という学問を探求したい私にとって有意義な時間でした。講義の後半では、通常のテキストには載っていない大学院レベルの授業も行われました。この頃から進学を考えていたので、非常に参考になりました。また、早々から、大学院の数学に触れることができたので、うれしさとやりがいを感じました。

3年次の学習内容数学への情熱を再認識し自分の将来が明確に

大学院レベルの複素解析学の講義、研究室の在籍など、様々な刺激を受けたのが3年次です。自分の目指すべき将来が明確になった年次でもあります。数学に対する興味がさらに増し、勉強もより自主的に取り組めるようになりました。

大学での代数学の総括として取り組んだ「代数学Ⅳ」

大学の講義「代数学Ⅰ~Ⅲ」で群・環・体を順に学ぶのですが、その総括が4年次の「代数学Ⅳ」です。すでに学んだ概念をまた違う視点から見ていくことがとても面白く、また自分の考え方の確認や着想のヒントにもなり、得るものが多い授業でした。卒業研究は、3年次から学んでいた「リーマン面とその周辺について」というテーマで進めています。先生の勧めで始めた研究テーマですが、複素解析学のほか、代数学や幾何学などの複数の学問を用いるので非常に興味深い研究です。

4年次の研究内容3年次からじっくり取り組めた研究

早くから数論幾何学研究室に在籍できたことで、じっくりと卒業研究の準備にあたることができました。自分のテーマである複素解析学が基礎にあるのがリーマン面の理論なので、自主的に学習を重ねていました。

東北大学大学院 情報科学研究科 数学群

数学コースは3年次から研究室に所属するので、3年次に研究室の先生に相談し、大学院進学を決めました。また、私のテーマであれば他の大学院も検討してみては、とアドバイスをいただき、東北大学大学院を志望しました。東京電機大学は、学びたければ深く学べる環境があり、また的確なアドバイスをしてくれる教授もたくさんいらっしゃる大学だったと感じています。大学院でもしっかりと数学を学び、狭き門ですが、数学の研究者を目指していきたいと思っています。

専門書先生と一緒に初めて読んだ専門書。現在の研究 のきっかけとなった、思い入れの深い一冊です。

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