本学研究員の古賀さんが「日本建築学会奨励賞」を受賞

2023.09.20

本学 未来科学部 建築学科で研究員・非常勤講師として研究活動及び研究指導をされている、古賀政好さん(2013年3月 先端科学技術研究科 建築・建設環境工学専攻 博士課程(後期)修了)が、特別支援教育施設における研究論文で2023年度日本建築学会奨励賞を受賞しました。

受 賞 名
2023年 日本建築学会奨励賞
業 績 名
特別支援の療育/学習環境における空間構成と活動様態
受 賞 日
令和5年9月13日
所属研究室
建築・環境計画研究室(山田あすか 教授
参 考
日本建築学会 2023年各賞受賞者

一般社団法人 日本建築学会

受賞者のコメント

現在、インクルーシブ保育/教育が推進されており、障がいや疾病等で特別支援ニーズのある幼児・児童が合理的配慮のもと地域の保育所や小学校にも通います。人口減少下にある地方部では様々な特別支援の幼児・児童の活動拠点を一体的に構える動きも生じています。こうした多様なニーズのある活動拠点をつくるには年齢や学年、障がいの種別や程度に捉われない包摂的な視点が必要です。
本論文では障がいのある幼児が通う就学前通所施設、児童が通う特別支援学校小学部での観察調査から、建物空間や特別支援ニーズによる滞在や他者との関わりの特徴を明らかにしました。本知見は保育所や小学校での特別支援の幼児・児童を支える環境構築に資するとともに、誰一人取り残されたいインクルーシブな社会の実現に貢献します。