「新開発の機能性材料(EAM)によるリハビリ・トレーニングシステム」

2019.07.04

NEWS RELEASE
報道関係各位

一般社団法人東京電機大学校友会 神奈川県支部 公開講演会
「新開発の機能性材料(EAM)によるリハビリ・トレーニングシステム」
(先着200名・無料)
講師:東京電機大学工学部先端機械工学科 三井 和幸 教授

   
~7月20日(土)14:00より かながわ県民センター(横浜市神奈川区)~

学校法人 東京電機大学

一般社団法人東京電機大学校友会 神奈川県支部は、7月20日(土)14:00より、かながわ県民センター(横浜市神奈川区)にて、本学工学部先端機械工学科の三井和幸教授を講師に、公開講演会を開催します。
三井教授の研究室では、与える電圧の大きさで摩擦が変化するシート状の新材料「EAM(電気的吸引材料)」を開発しました。これは、脳卒中などで手足が麻痺してしまった人が、日常生活に必要なリハビリやトレーニングを行うための補助装置に応用することができます。
本年2月、三井教授および研究室所属の学生が共同研究している藤倉化成株式会社とともに開発した「RoboChemia® GS Knee(ロボケミア・ジーエス ニー)」にEAMが採用され、新たに製品化されました。この製品は、脳血管疾患による片麻痺患者の早期リハビリ向けの歩行練習を支援する電子制御膝ブレーキです。従来の装具では、膝関節を固定した状態で使用するため、利用者は常に膝が伸びた状態となり、リハビリにより不自然な歩行を習得することになっていました。「RoboChemia® GS Knee」は、一般的な長下肢装具の膝継手に取り付けるだけで自然な歩行が可能となり、不自然な姿勢や体重移動などによる身体的負担を軽減できるようになりました。
今回の講演では、こちらの装具に加え、さまざまな医用精密工学のお話を紹介します。

■日時: 2019年7月20日(土)14:00~15:30(受付開始:13:30~)
■会場: かながわ県民センター 2Fホール
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2(横浜駅西口徒歩5分 TEL: 045-312-1121)
■演題: 新開発の機能性材料(EAM)によるリハビリ・トレーニングシステム
■講師: 東京電機大学工学部先端機械工学科 三井 和幸 教授
■定員: 先着200名(参加費無料)
■申 込 み: 不要
■主催: 一般社団法人東京電機大学校友会 神奈川県支部
■問 合 せ: 一般社団法人東京電機大学校友会事務局  TEL: 03-5284-5140  

【講師略歴】
三井和幸(ミツイ カズユキ) 工学博士
1983年 東京電機大学精密機械工学科卒業
1988年  同 大学院理工学研究科応用システム工学専攻
博士後期課程満期退学
1989年 博士学位取得
【学会活動等】
ライフサポート学会理事、看護理工学会評議員、日本生体医工学会、
日本ロボット学会、精密工学会、日本不整脈心電学会 他
【特許】
EHDアクチェータ、電気応答流体ポンプ、心電図解析システム 他

RoboChemia® GS Knee(白い装置)

以上

<取材に関するお問い合わせ先>
学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当:本田・石井
TEL 03-5284-5125/FAX 03-5284-5180  e-mail:keiei@jim.dendai.ac.jp
〒120-8551 東京都足立区千住旭町5番 https://www.dendai.ac.jp/