政府機関の職員を対象としたサイバーセキュリティ講座を提供

2016.11.15

政府機関の職員を対象とした
サイバーセキュリティ講座を提供
~ 東京電機大学と内閣サイバーセキュリティセンターによる初の連携 ~

学校法人東京電機大学

 東京電機大学は、中央省庁の役職員等を対象にしたサイバーセキュリティに関する講座を実施します。これは、実務に則した第一線の講師陣を揃える東京電機大学が開講している「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」の一部を、内閣サイバーセキュリティセンター(略称:NISC)が行っている研修の一環として実施するもので、今回が初の試みです。サイバーセキュリティ対策強化が急務となる中、大学と連携し行政職員が高度なセキュリティ技術の研修を受ける環境を提供する事例として注目されます。

 ITが急速に発展・普及して日常生活に浸透し、IoT社会が到来しつつある現在、サイバー攻撃の手口は巧妙化し件数も増加、国を超え不正アクセスや個人情報漏洩などが頻発しています。しかし情報セキュリティ人材は不足しており、その数は現在でも8万人(IPA調査)、五輪開催の2020年は、19万人にのぼると言われています。
 内閣サイバーセキュリティセンター(略称:NISC)は、我が国におけるサイバーセキュリティの司令塔機能を担う組織として、内閣官房に設置されました。現在、NISCを始めとした政府機関においては、「サイバーセキュリティ人材育成総合強化方針」(平成28年3月31日サイバーセキュリティ戦略本部決定)等に基づき、政府機関内でサイバーセキュリティ対策を担う人材の確保・育成に取り組んでいます。
 一方、東京電機大学(本部足立区 安田浩学長)は、佐々木良一教授をはじめとしたセキュリティを専門分野としている教員を配置して、早くからサイバーセキュリティの教育・研究を推進してきました。特に平成27年に大学院で社会人向けに開講した「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」は、第一線の講師陣による実践的な内容を特色とし、文部科学省「高度人材養成のための社会人学び直し大学院プログラム」でも選定された実績があります。
 このような背景から、NISCが実施している政府機関職員向けの研修の一環として、東京電機大学と連携した講座を設けることとしたものです。

 具体的には、同大開講の「国際化サイバーセキュリティ学特別コース」(全6科目、135時間:履修証明プログラム)の中の「サイバーセキュリティ基盤」科目を「CISSP入門講座」として実施するものです。
 内閣サイバーセキュイリティセンターと東京電機大学が連携し、中央省庁職員を対象にした講座を実施する事例は初めてであり、今後の成果と展開が期待されます。

*CISSP®- Certified Information Systems Security Professional と は 、 (ISC)2(International Information Systems Security Certification Consortium)が認定を行っている国際的に認められた情報セキュリティ・プロフェッショナル認証資格です。( (ISC)2 URL : https://www.isc2.org/japan/cissp_about.html

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学校法人東京電機大学 総務部(企画広報担当) 担当 本田・秋山
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