電子情報技術産業協会(JEITA)とのラップアップミーティングを情報メディア学専攻の授業「IT最前線」で実施しました

2026.07.17

大学院 未来科学研究科 情報メディア学専攻では、電子情報技術産業協会(JEITA)と連携して「IT最前線(担当:井ノ上寛人准教授)」という授業を開講しています。本科目は、「企業の第一線で活躍する技術者・研究者が、自らの業務を通して体験したことを中心に講義を行い、企業が求める人材像などを自らの言葉で学生の皆さんに伝え交流を図ることによって、高度化・多様化する産業界で将来活躍できる人材の育成に貢献する」ことを目的に、企業に勤める技術者や研究者の方をゲスト講師としてお招きしている産学連携講座で、本学では開講から今年で12年目を迎えます。

7月10日の講義では、10社を超える企業から20名近くのゲストをお招きし、就職活動に向けた不安や将来のキャリアについて相談できるラップアップミーティングを実施しました。東京電機大学での本企画の実施は、今年で3回目となります。JEITA講座「IT最前線」は以前から学生に人気でしたが、ラップアップミーティングが始まってからは満足度が更に向上し、昨年の授業評価アンケートでは5点満点中4.94点を記録しています。また、授業アンケートで寄せられていた「授業だけでは対話時間が少ない」との意見に応える形で、今年度はラップアップミーティング後に学生食堂にて懇親会を開催しました。本企画には学生および企業関係者が約60名参加し、全体を通じて以下のような感想が寄せられましたのでここで紹介致します。

【学生からのコメント1:未来科学研究科 情報メディア学専攻】
今回のラップアップミーティングでは、企業で研究や技術開発に関わっている方々から、普段の働き方やキャリアの考え方を直接伺うことができ、非常に参考になった。特に、自分が関心を持っていた、企業、国立研究機関、大学という異なる組織で研究を行う場合の違いについて、具体的なイメージを持てた点がよかった。研究内容そのものだけでなく、組織の目的や制約、成果の出し方によって、研究の進め方や求められる姿勢が変わることを理解できた。今後、自分が企業で研究や技術開発に関わることを考えるうえで、よい判断材料になった。

【学生からのコメント2:工学研究科 情報通信工学専攻】
最後の全体対話で登場した次の二点が大変参考になりました。一点目は「コミュニケーション」の話です。社会に出ると、「コミュニケーションが大事だ」という話をよく聞きますが、コミュニケーションの真の目的は「相手との認識の齟齬を防ぐ」、「お互いにWin-Winな関係を築く」ということを、実際の経験談を基に説明していただき、勉強になりました。また二点目として、ESでよく聞かれる「自分の強み」の話が参考になりました。2030年には、現在のスキルが役に立たないかもしれないという前置きをしたうえで、「AI技術で何に、どのように付加価値を与えたか、どのように変革を与えたか」という「技術で何かしらの価値をもたらす」人が求められる話も大変勉強になりました。一方、別の講師の方が、「人間は問題を発見する(課題提起)する力がAIに勝っている」という旨の回答をしていただきました。これらのことから、今後、社会で求められる力は「自らが問題を発見したうえで、自らの知識/技術とAIを併用しながら課題解決をする力」であると感じました。また、このことから、今後の大学での研究において、この求められる力を意識しながら研究を進めていくことが重要であることに気づき、さらに研究に対して興味が湧きました。

本講座の概要やラップアップミーティングの様子については、以下のページでも紹介されていますので、ぜひご覧下さい。