大学院 建築・建設環境工学専攻

修業年限:3年 学位:博士(工学)

建築・都市・土木・環境を融合した新しいパラダイムで社会と都市の複合的な問題を解決する能力を追求します。

■21世紀の成熟した社会の構築・整備のために、建築・都市・土木・環境を個々に研究する従来型の学問ではなく、これらを融合した新しいパラダイムの技術者育成を目的とします。

■新しいパラダイムに基づき、国土保全と都市再生を地球環境問題も考慮したグローバルな視点から考究できる技術者・研究者を育成し、複雑化・多様化する社会で要求される問題解決能力を具備する人材を輩出します。

■建築・都市・土木・環境の各分野で蓄積された知識や技術の交流と融合を通じて、建築・都市・土木・環境の多種多様な問題を俯瞰的な視点から解決できる能力を高めます。

建築・建設環境工学専攻の部門

  • 建築安全・情報部門

    自然災害の克服や多様化する社会的なニーズに対応した、安全で合理的な建築や都市の創成・再生に係る構造学や情報技術について、CAE解析を含め高度な研究教育を行う。

    [主な対象分野]
    免制振構造物の非線形応答、フラクタル理論に基づく建築骨組、デザインの定量的認識、木質複合構造、保存と再生デザインの実践的研究、鋼構造物の接合法、部材の仕口・継手、柱脚の挙動。

  • 建築環境・設備工学部門

    地球環境問題・省エネルギー問題などの社会要請の視点と、人間の心理・生理面の視点から、ハード・ソフトを問わず建築が形成する環境に関する高度な研究教育を行う。

    [主な対象分野]
    空気調和システムの快適性と省エネルギー化の両立に関する研究、音響空間における楽器演奏者の聴覚認知と行動制御に関する研究。

  • 環境・計画システム部門

    公共建造物には大規模なものがあり、周辺環境への影響も大きい。自然環境と共存し持続可能な環境整備を基軸とした国づくり、街づくりに関する高度な研究教育を行う。

    [主な対象分野]
    貯水池や汽水域の環境予測に関する研究、大型水生植物が生態系と水質に与える環境に関する研究、都市整備プロジェクトの評価。

  • 建築・都市計画部門

    社会の少子・超高齢化や、多様化する価値観に対応した、豊かな生活環境を創成・再生するための建築・空間・都市の計画やデザインについて高度な研究教育を行う。

    [主な対象分野]
    都市景観や建築・都市空間の形態と構成に関する研究、建築・都市の空間構成の数量的解析、教育・医療・福祉・居住施設にかかわる建築計画的研究、建築・都市と情報環境に関する研究、建築デザインと設計・生産プロセスに関する研究、建築・都市空間における人間行動・心理に関する研究。

  • 防災システム部門

    自然災害から生命・財産を守るため、成熟した社会に相応しい防災システム構築に関する高度な研究教育を行う。

    [主な対象分野]
    鋼製橋脚モデルの静的載荷実験、空間データの効果的取得手法に関する研究、鋼構造物の設計に関する研究、多層弾性構造の解析、逆解析、舗装の温度解析、舗装構造診断、鋼構造物の疲労と破壊。

建築・建設環境工学専攻の開講科目

  • 共通

    建築・建設環境工学特別研究(必修)
    建築・建設環境工学セミナー(選択)
    先端総合技術特別講義(選択)
    AMOT概論(選択)
    先端科学技術英語演習Ⅰ・Ⅱ(選択)
    TDU Preparing Future Faculty
    Seminar(選択)

  • 建築安全・情報部門

    建築安全・情報先端演習(選択)

  • 建築・都市計画部門

    建築・都市計画先端演習(選択)

  • 建築環境・設備工学部門

    建築環境・設備工学先端演習(選択)

  • 防災システム部門

    防災システム先端演習(選択)

  • 環境・計画システム部門

    環境・計画システム先端演習(選択)

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