理工学部 電子工学系 私の4年間のステップ(1)

エンジニアの父の影響で、機械と電気電子のどちらにも興味関心があったため、主コース・副コースで幅広い分野を学べる本学で、未来の自分について考えようと思いました。

講義と小テストの繰り返しで、知識を確実に定着

「電磁気学Ⅰ・演習」は週2回、全30回の授業です。週の1回目は講義形式で理論と計算式を学び、2回目でそれを応用した小テストを行います。高校の学習と違うのは、テストの点を取るための勉強ではなく、原理や仕組みを重点的に学ぶところ。演習はあくまで理解を深める手段です。また、細胞膜などの身近なものが、どういった原理で電磁気学と関わっているのかを知り、ますます興味と好奇心が湧いてきました。

1年次の制作細胞膜の電荷分布図。見やすいノートの作成も大事。

グループ実験で、実験手順からレポート作法まで学んだ

5、6人一班で、1年間に20テーマの実験を行う「基礎電子情報工学実験Ⅰ・Ⅱ」が印象に残っています。ダイオードやトランジスタなどの電子素子の働きや、電気回路の作り方、プログラミング言語の基礎を実際に体感しながら学ぶことができました。参考書で調べながらのレポート提出に追われて大変なときもありましたが、マニュアルの体裁厳守や時間内に必ず終わらせる大切さなど、技術者に必要な姿勢も学べました。

2年次の制作レポートの表紙には、修正箇所の赤字が残っています。

参考資料を自作することで、理解が深まった

「薄膜」を卒業研究にするきっかけは、3年次の「材料学」です。作製技術や評価技術、実用分野について、スライドを使って熱心に教えてくださったのが大越康晴准教授でした。「薄膜」の面白さは、人工血管の耐久性やカメラレンズの光透過性など、基材や基板に新たな特性を付加できること。最終試験には、A4用紙1枚の参考資料を持ち込むことが可能であったため、この資料を作成するために復習を行い、自然と知識が自分のものになりました。

3年次の研究表裏に小さな文字でびっしりと、学んだことを書き込みました。

ナノレベルの「薄膜」作製には、精密作業が必須

ガラス基板に高硬度なDLC(Diamond-like Carbon)を成膜し、高耐久な透明導電膜をつくる技術を研究しています。DLCは絶縁性が高いため、ボロンを塗布して導電性を付与。周波数や熱処理温度、ガス流量の最適値を追究します。可視光線透過率と電気抵抗値が製品化レベルをクリアするのが目標で、タッチパネルや有機EL、太陽電池への応用が期待されます。真空チャンバー内で行う繊細な作業なので、精密さや器用さも必要です。

4年次の研究DLCコーティングを施したガラス。応用分野は無限大です。

日機装株式会社

入学時にやりたいことがはっきりと決まっていなくても、私のように本学でさまざまな知識・技術に触れることで、情熱を持って追究したいことや得意な分野が見えてくると思います。エンジニアとして入社予定の日機装は研究開発に熱心な企業なので、常に勉強を怠らず、4年間で学んだ電気の知識を駆使して課題解決に取り組みたいです。

30周年の歴史を誇る野球サークル

リフレッシュのために、週1回Robbertsという学内サークルで活動中。企業主宰の野球大会にも参加し、東京ドームで行われる決勝戦に出場できる、あと一歩のところまで勝ち進みました。

30周年の歴史を誇る野球サークル

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