理工学部 電子工学系 私の4年間のステップ(1)

自由度の高い実習で、ものづくりの楽しさを知った

「電子・機械工学製作実習」は、いくつか提示された中からテーマを選んでグループで機器を製作する実習で、私たちは、「うそ発見器」を選びました。テーマに沿えば自由に機器をつくってよく、私たちは心電図と脈拍計を「うそ発見器」とみなすことにし、つくり方を雑誌やインターネットで調べ、部品も自分たちで買いに行きました。電気回路などの専門知識を学ぶ前の実習だったため苦労しましたが、ものづくりの楽しさを知ることができました。
※「電子・機械工学製作実習」は、2014年度入学生が1年次の設置科目。

1年次の制作心電計。
設計通り動いたが、時間切れでうそ発見の実験はできなかった。

電子工学の基礎を、実験を通して体験的に理解

2年次になると本格的に専門科目の勉強が始まります。「基礎電子情報工学実験Ⅰ・Ⅱ」は、講義科目で学んだ、ダイオードやトランジスタなどの電子素子の働きや基本的な電気回路のつくり方、プログラミング言語の基礎、アナログ・ディジタル変換などを、実際に手を動かして学ぶ科目です。毎週実験をして翌週にレポートを提出するので大変でした。しかし、授業の内容は大学で電子工学を専攻するなら、必ず理解しなければならないもので、この科目で学んだ事柄は、卒業研究でも役立っています。

2年次の制作電子回路の一種である「演算増幅器」を使った実験結果のグラフ。

2年次までの基礎をもとに、応用科目を学習

3年次の「電子情報工学実験Ⅰ・Ⅱ」では、2年次より応用的な実験を行い、講義科目で学んだ複雑な回路を作成するなどしました。2年次で学んだことを理解していないとついていけず、基礎の大切さを実感しました。電子系だけでなく情報系の実験もあり、マイクロコンピュータや、ディジタルで演算処理を行う論理回路などについても学びました。私は現在、この授業で学んだ信号処理、高速フーリエ変換の実験で使ったソフトウェアを用いて、卒業研究を進めています。

3年次の研究ディジタル回路を代表する「マルチバイブレータ」の回路図。

台湾で、海外の学生とプロジェクトに挑戦

4年次前期に推薦で大学院進学が決まった学生が参加できる「国際化プロジェクト※」によって、台湾の中原大学に3週間研修に行き、講義の受講とプロジェクト学習を行いました。プロジェクト学習は、台湾人、中国人、アメリカ人の学生ら6人のグループで「Fogscreen」を開発しました。これは、装置から発生させた霧をスクリーンにする機器で、私は、センサーの前でジェスチャーすることで、Fogscreenに映す動画を再生するソフトウェアの製作を担当しました。
※留学は4年次、単位は大学院入学後認定。

4年次の研究プロジェクトの発表風景。

東京電機大学大学院 理工学研究科 電子・機械工学専攻

卒業研究では、先進生体医工学研究室に所属し、脳腫瘍に対し、レーザーを使って生体組織を加温することで腫瘍組織のみを壊死させようという、新しい治療法に関する研究に挑戦しています。具体的には、腫瘍組織に最適なレーザーを当てられるようにすることを目的に、脳組織の光温熱シミュレーションモデルの構築に取り組んでおり、大学院でもこの研究に取り組む予定です。プログラミングが好きなので、卒業後は、医療機器に搭載するソフトウェアの開発に携われたらいいと考えています。

細胞の数をカウントをするソフトウェア製作の一画面医療機器を製作するサークルに所属。
細胞の数をカウントをするソフトウェア製作の一画面です。

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