理工学部 生命科学系 私の4年間のステップ(1)

高校時代、牛乳で食あたりになって以来、賞味期限や菌に敏感になってしまいました。
そこで、微生物を深く学べ、就職にも強い本学を志望しました。

微生物を身近に感じるきっかけに

グループワークの「生命理工学ゼミⅠ※」で微生物の特性を学び、知識を深めることができました。牛乳にヨーグルトを入れて温度管理するだけで、乳酸菌が増殖し、牛乳がヨーグルトに変わることに驚きました。また、身近な食品を使ったので微生物をより近い存在に感じ、微生物実験の楽しさを知ることができました。2年次からは主コースを環境生命工学コース、副コースを分子生命科学コースにすることを決めました。
※2015年度入学生の1年次設置科目。

1年次の課題牛乳にヨーグルトを入れて攪拌機にかけているところ。

教授の直接指導で、レポートの書き方を習得

「生命科学基礎実験Ⅰ・Ⅱ」の食品衛生検査は、家から持ってきた食品に付着している微生物を、大腸菌と一般の菌に分けて培養し、数を数える実験です。私たちの班は生のシイタケを調べましたが、1,000を超えるコロニーの数で、こんなに微生物がついているのかと衝撃を受けました。また、実験レポートの評価や修正点を教授から1対1で指導していただく「レポート諮問」の時間があり、レポート作成能力も身につきました。

2年次のレポートシイタケについていた菌を、シャーレの培地で培養しました。

市販のヨーグルトの乳酸菌を培養して観察

「環境生命工学実験Ⅰ・Ⅱ」から、いよいよ研究室ごとの実験がスタート。私たちは、市販ヨーグルトに含まれる乳酸菌を、単離して培養する実験を行いました。乳酸菌は商品ごとに異なり、性質も違います。たとえば、酸素がない環境下で菌の生えがよいものと悪いものがあったり、菌の形態が丸・楕円・Y字型など多彩であることを確認しました。ほかにも、DNAの組み換え実験などを通じて、微生物の扱い方が身につきました。

3年次のレポート実験のレポート。毎回、かなりのボリュームですが、将来の糧になります。

計画を立てて物事を進める力が身についた

卒業研究は、活性汚泥に関する共同研究です。活性汚泥は微生物の塊で、この微生物群に汚水中の有機物を分解させて再利用可能な水に浄化する排水処理技術に使われています。活性汚泥がどんな微生物で構成されているか、農業用水などに有効活用できるかなどを研究しています。微生物は生き物なので、きちんと管理しないとうまく育たないなど、想定した結果にならないことが多いです。そのため、計画を立てて物事を進める力がつきました。

4年次菌を培養する培地をつくる作業をしているところ。

株式会社ヤクルト本社

「ヤクルト」を筆頭に乳酸菌飲料やヨーグルトなどを開発している、菌を知り尽くした企業で、在学中に積み重ねた経験を生かしたいです。かつて食あたりを経験した自分だからこそ、人の口に入るものを取り扱う責任の重さ、安全な商品を提供する大切さは実感しています。品質管理部門に配属予定なので、商品の品質を守ることで人々の健康を支えることに貢献したいと考えています。

環境推進委員長として

学生環境推進委員会の委員長を務め、畑で野菜を栽培したり、月1回ゴミ拾いを行うなど、学内の環境改善に力を入れてきました。夏にはメンバーと合宿も行い、親交を深めました。

畑で野菜を栽培

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