有機化学を専門とする研究室に所属しています。具体的には、ポリマーと呼ばれる高分子材料に関する研究を行っています。ポリマーには吸水性など、さまざまな機能があります。ただ物質をつくるだけでなく、そうした物質の機能を身近な暮らしで役立つ機能に応用できる研究は魅力とやりがいを感じます。
現在の研究テーマは、酸素濃度を測定できる高分子錯体膜の開発です。高分子錯体膜には、劣化するという問題があり、劣化を防ぐ手法を研究していますが、手法の有意性を機械学習で検討しています。機械学習の結果と実際の結果を比較することで、新しい研究開発の方法を見つけ出したいと思っています。
大学院で一番成長できたのは課題解決のために考え抜く力です。積極的に議論し、新たな考え方を吸収する重要性も学びました。内定先では、生み出された技術を製品化してお客さまに届ける製造エンジニアとして働きます。多くの人と協力しながら、生活を支える製品を数多く世に送り出せるようにがんばります。