高校時代にコロナ禍を経験し、リモートなどPCの利用増により半導体需要の高まりを察し、ならば実学重視の電大だと進学しました。
電大では「ワークショップ」など、1年次から実際に手を動かす授業が多くあります。1・2年次は電気回路の授業を難しく感じましたが、実験でものに触れるうちに「そういうことか」と、それまで点だった知識が線としてつながる瞬間がありました。実験のレポート作成ではデータを整理する力も身につきました。
ワークショップの回路とFAX
入学当初は回路設計のエンジニアに興味がありましたが、2年次の「半導体物理基礎」や3年次「電子デバイスⅠ・Ⅱ」の授業が転機に。半導体の物性や特性の奥深さを知り、自分が進むべき道が定まりました。そこで、家電や電子デバイスなどの性能向上に直結する半導体そのものに関わる研究室を選びました。
半導体物理基礎のノート
卒業研究に選んだのは、シリコンに代わる次世代半導体として注目される窒化ガリウムに関する研究。実験は複雑な工程を正確に、時間をかけて行う必要があり、粘り強く取り組む姿勢が求められました。電大で得た半導体デバイスの知識と、数々の実験で培った経験が、技術者としての基礎力につながったと感じます。
実験の製作途中の回路
サークルの仲間とコンビを組み、学祭や外部のお笑いライブに出演。有名な漫才コンクールの予選に挑戦したことも。お客さんの反応を踏まえて、次のネタを修正していく作業は、実験と少し似ているかもしれません。