工学部 電子システム工学科 私の4年間のステップ(1) 学科オリジナルサイト

ファクシミリ製作で、ものづくりの難しさを実感

「ワークショップⅠ」では電子部品の特性について学び、「ワークショップⅡ」では、「Ⅰ」で学んだ知識を使ってファクシミリを製作したことで、理解が深まりました。課題のファクシミリは、おおよその仕様は与えられましたが、電気回路や部品を配置する場所などは自分で考えなければなりませんでした。作ってみると、センサーをつけた缶を動かすとガタガタして読み取った文字もガタガタになってしまうなど、思うように動作しないことが多々あり、ものづくりの難しさを実感しました。

1年次の制作ファクシミリ。見本と読み取り部分の位置を変えるなど工夫した。

人が書くプログラムを、コンピュータが理解する仕組みを学んだ

「プログラミングⅡ」の授業では、Javaというプログラミング言語を学びました。最後に、簡単なプログラミング言語の処理系をつくる課題が出て、考えるのが大変でした。コンピュータ言語にも、一般の言語のように主語や述語といった構文がありますが、この授業では構文解析についても学び、人が書いたプログラムをコンピュータが読める言葉に置き換えるコンパイラの仕組みが理解できたことも、有意義でした。

2年次のプログラミング自作プログラミング言語を使って表示させた画像。

実験を通し、卒業研究に必要なスキルを習得

3年次になると、実験も専門的になります。「電子システム工学実験Ⅰ・Ⅱ」では、たとえば「磁気浮上回路」といって、状態フィードバックという制御法を使って、コイルに流す電流を制御して、磁石の鉄の球を空中に浮かせる回路を設計しました。一連の実験を通して、機器の動作原理について深く理解できたほか、実験前に本で調べて予習する、わかりやすい実験レポートの書き方を学ぶなど、4年次に取り組む卒業研究に必要な事柄を習得することができました。

3年次の制作「磁気浮上回路」。二次遅れ系制御の回路への組み込み方を学んだ。

実現すれば生産現場で役立つ機器を開発中

「卒業研究」では、集積回路の上に搭載するオシロスコープ向けのADCの開発に取り組んでいます。ADCとは、アナログ情報をデジタル情報に変換する回路のことです。オシロスコープは電気信号の波形を表示する計測器で、電子機器の故障診断や不良品検査などに使われます。しかし小さな集積回路にオシロスコープの端子を当てるのは難しいため、集積回路の中にオシロスコープをつくってしまおうというわけです。研究では課題へのアプローチ法から考えなければならず、現在奮闘中です。

4年次の制作「サブレンジングADCの試作器」。まだ改良の余地があり、研究中。

ローム株式会社

内定先は、半導体・電子部品のメーカーです。就職後の部署は決まっていませんが、集積回路の商品開発に携われたらいいですね。そして、集積回路の中でも、たとえば「ADCのことなら自分に何でもきいてくれ」というような、何かのエキスパートになりたいです。自動運転車の実用化が2020年までに目指されているなど、今後、コンピュータの心臓部である集積回路が使われる場所・場面はますます増えていきます。そうした分野に携わることで、社会に貢献したいと思います。

TRPG休日はよくTRPG で遊んでいます。自分で考えた 方法でキャラクターを動かせるところが好きです。

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