工学部 電子システム工学科 私の4年間のステップ(3) 学科オリジナルサイト

電子工学を中心に幅広く深く専門の知識・技術を学べる「電子システム工学科」は他の大学にはあまりなく、オープンキャンパスに参加したうえで本学への志望を決めました。

自分なりに工夫して製作し ものづくりの楽しさを再認識

「ワークショップⅡ」では、ファクシミリ装置を各自で設計・製作。私は読み取り精度を向上させるために3DのCADソフトでしっかりした土台を設計し、大学のものづくりセンターの3Dプリンタで出力して組み立てました。自分なりにあれこれ工夫してものづくりをする楽しさを再認識し、学ぶ意欲がさらに向上しました。

クリーム色の部分が、3Dプリンタで作った樹脂製の土台。クリーム色の部分が、3Dプリンタで作った樹脂製の土台。

C言語のプログラミングで学んだことがほかの言語の習得にも生かせる

C言語の文法やアルゴリズム、データ構造などを学んだ「プログラミングⅠ」。課題を解いていく中で、ほかの人が見ても内容を理解できるようわかりやすく簡潔に記述することや、処理手順を少なくすることを意識するようになりました。他の言語を学ぶ際に、この授業で学んだことを生かせたため、スムーズに授業を理解できました。

実用的なアルゴリズムの重要性を理解し、簡潔かつ処理手順を少なく記述した。実用的なアルゴリズムの重要性を理解し、簡潔かつ処理手順を少なく記述した。

シミュレーションによる理想値と実際の測定結果の違いを考察

さまざまな回路を製作する「電子システム工学実験Ⅱ」では、専用のソフトで回路を設計し、そのシミュレーション結果と実際に回路を組んで測定した波形との違いを考察。シミュレーションソフトも活用して、リモートでも実験を進めることができました。

ソフト上で設計した回路(左)と、そのシミュレーション結果の波形(右)。ソフト上で設計した回路(左)と、そのシミュレーション結果の波形(右)。

教科書で学んだ知識を応用に生かせるようになった

「卒業研究」では、まだ普及が進んでいない無機ELパネルの輝度を上げるために、駆動回路の改良に取り組んでいます。理論を理解し結果を予想して改良する中で、1~3年次の授業で学んだ知識が確かに身について応用に生かせるようになったことを実感しました。

4年次の制作無機ELデバイス(下)の安定性と輝度を上げるために作製方法・駆動回路について研究。

凸版印刷株式会社

4年間の学びの中でディスプレイ装置に対する関心が深まり、印刷のテクノロジーと新たな技術を組み合わせてディスプレイ関連商品を展開している凸版印刷を志望。ほかと違う視点から幅広い領域の製品開発に携わることによって、事業領域を超えたアイデアを創出し、新たなディスプレイの価値を追究していきたいと考えています。

積極的な学びにつながった研究室体験

1年次の夏休みに研究室体験に参加し、空中結像ディスプレイを研究。ディスプレイ装置という具体的な興味の対象ができ、学びに対する積極的な姿勢につながる大きなターニングポイントとなりました。

積極的な学びにつながった研究室体験

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