大学案内パンフレットを読んで、環境を考えたグリーンケミストリーに興味をひかれたこと、工学としての化学を学べること、ものづくりを体験できることが決め手になりました。

約100人の前で発表する初めての経験

講義形式の授業が多い中、PBL※形式の「環境と化学」が印象に残っています。班ごとに与えられたテーマについて調べ、パワーポイントを作成し、約100人の前でプレゼンテーションを行いました。私の班は「水」について調べたので、環境という視点から水への理解を深めることができました。また、各班には4年次生が1名ついてアドバイスをしてくれるので、パワーポイントの使い方や効果的な見せ方も学べました。
※Project-Based Learning

1年次発表テーマは「水」。パワーポイント中のイラストも作成しました。

理論を自分の手で検証できた時の感動

「有機化学実験」では、講義で学んだ理論を実証します。理論だけを学んでいたアニリン合成ですが、実際に自分で行った実験で合成できたときは感動しました。実験レポート提出は毎回1週間後。想定外の化学反応があると、図書館に通って専門書を読み込んだので、自然と調べる習慣が身につきました。特にアニリン合成は、実験以外にも先生から問題が出されたので、学びを深めることができました。

2年次のレポートアニリン合成の実験レポートは、30ページ以上になりました。

毎回、違う講義を受けているような面白さ

「錯体化学」では、1年次から積み上げてきた理論化学と、2年次からの有機化学、無機化学、さらには物理化学式なども学びます。化学のさまざまな知識を幅広く使うため、毎回全く違う講義を受けているようで面白かったです。しかも、講義3回ごとにテストがあるので、知識をしっかりと身につけることができました。この講義内容に深く興味を持ったことが、担当教員である鈴木隆之教授の研究室に入るきっかけの一つになりました。

3年次のレポート「錯体化学」のテストは講義内容から出題されるのでノートは重要。

実用化が期待される、酸素を濃縮する錯体を研究

3年次までに多くの単位を修得していたので、4年次は卒業研究だけに集中できました。私の研究は、酸素を濃縮する錯体の合成と評価。たとえば、現在の火力発電所では空気を圧縮して酸素濃度を上げていますが、光を当てるだけで空気中の酸素を濃縮できる錯体を用いれば、もっと簡単に効率よくエネルギーを生み出せます。酸素濃度不足による不完全燃焼に起因して発生する有害ガスや、地球温暖化に影響する二酸化炭素も抑えることができるのです。

4年次のポスター卒業研究の中間報告要旨。毎月、報告を行います。

東京電機大学大学院 工学研究科 物質工学専攻

大学院でも引き続き、酸素錯体の研究を進めます。より高い酸素濃縮効率を期待できる錯体を合成し、自ら評価を行っていきたいです。朝から晩まで研究室にいるので、施設も設備もきれいで研究に集中できる快適な環境はありがたいです。卒業後は、やはり化学系の道に進みたいです。就職への手厚いサポートもあるので、就活もがんばろうと思います。

山登りは研究と相似

高校時代は山岳部で、当時の仲間と、ときどき登山をします。今まで槍ヶ岳や尾瀬に登りました。登っている間のつらさや頂上を極めたときの達成感は、研究とつながるものがあります。

山登り

関連コンテンツ

その他のコンテンツ