高校までの学びと、環境化学を関連づけて学ぶ

印象深いのは「環境と化学」という授業です。生分解性プラスチックがわかりやすい例ですが、以前のプラスチックは環境を破壊する物質でした。けれども最近は土に還るプラスチックなどが開発されています。このように、授業を通じて化学が環境に役立つことを学べました。また、1年次は化学だけでなく物理や数学についても幅広く学んでいきます。そのうえで、高校までに学んだことが環境化学にどう役立てられるかという関連性を学んだことが、その後の学びにも生かせました。

1年次「環境と化学」で発表した際の資料

授業では毎回、学生が教科書の内容をまとめ、発表します。この経験から聞き手に自分の考えをきちんと伝えることの難しさを知り、その後のプレゼンテーションに生かすことができました。

実験の失敗を経験することも、ときには重要

4年間を通じて多くの実験を経験し、その内容は年次が上がるごとに高度になっていきます。その中でも、1年次から2年次に進級した際が、もっとも大きな変化だったと思います。夏期集中講義だった「ワークショップ」がよい例で、1年次には決められた内容で学生が実験を進めていきましたが、この授業は一日かかった実験が成功しないこともありました。けれども、こうした経験から実験への取り組み方を学べたと思います。

2年次 ノートの内容実験内容と比例して、ノートの取り方も高度に

実験の専門性が高まったことで、それをまとめるノートの取り方も専門的になりました。実験行程だけでなく全体のスケジューリングをノートで管理するようになったのもこの頃です。

授業を通じて、高分子を深く学ぼうと決意

3年次になると、ほとんどの授業が選択科目になります。中でも面白かったのは「高分子材料工学」です。身のまわりにあるものは高分子でできているものが多いのですが、更に高分子の種類や成分、特徴を知りたいという興味がわき、この授業を履修しました。高分子材料デザイン研究室に所属したのも、この授業がきっかけです。

3年次のレポート実験後のレポート作成が今まで以上に高度に

「応用有機化学実験」など、実験でのレポート作成もより高度に。結果を書き記すだけでなく、原理をまとめ考察することが当たり前になりました。苦労しましたが、卒業研究でも役立っています。

卒業研究では、先輩も取り組まなかったテーマに挑戦

4年次からは卒業研究に集中しました。卒業研究のテーマは「キラルユニットを側鎖に有するビニルポリマーの合成とその光学特性」です。高分子の鎖にらせんが誘起されることを利用し、あらたならせん型高分子の合成を目指しています。始めたばかりのテーマなので大変ですが、将来的には電子ペーパーや3D映像の液晶にも応用できる研究です。

4年次の実験失敗するという過程も研究では大切

卒業研究で扱っている、蛍光を発する化合物です。自分で合成の経路を見出して、失敗を重ねながらも結果を出していくというプロセスが、とても面白いですね。

東洋エアゾール工業株式会社

実は、高校時代には化粧品メーカーなどに就職したいと思っていました。その想いは、大学で 学んだことで、ものづくりの視点で化学に携わりたいというように変化しました。就職活動 でもメーカー志望でしたが、一つの製品に特化せず、さまざまなものづくりに関わりたいとい う希望を持っていました。内定先も一般消費者ではなく企業を相手に製品の容器などを製作 する会社なので、とても楽しみです。製品開発には女性の視点も大切だと思うので、そういう 意味でも力になりたいと考えています。

テニスサークルの集合写真勉強以外では、テニスサークルに所属したことが思い出深いですね。

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