化学に興味を持ち、高分子材料が身の回りを便利にしていることを知り、社会に役立つものづくりをしたいと考えました。そこで環境に配慮しながら生活に応用した化学を実践的に学べる本学を志望しました。

班で調べ考察し、約90人の前で発表する初めての体験

「環境と化学」では、班ごとに与えられたテーマについて調べ、約90人の前で発表を行いました。私の班は「大気汚染」について、化学物質の濃度が体に及ぼす影響などを数値的な視点で考察しました。約1カ月半かけて20ページのレポートを作成。各班に大学院生がついて、パワーポイントの効果的な見せ方などもアドバイスしてくれました。PBL※科目での発表は初めてでしたが、手法や話し方など多くのことを学べました。

※Project-Based Learning(学生が主体となって学ぶ問題解決型授業)

1年次大気汚染の測定箇所を示した画像と調査資料。

夏期集中のワークショップで高度な分析機器を扱う

夏期集中で1週間授業を行う「ワークショップ」。蛍光X線分析など普段の授業では扱わない分析機器を使い、鉱物の同定と食塩の分析を行いました。鉱物の同定では、顕微鏡観察した後、すり潰して蛍光X線分析を用いて鉱物の種類を特定。また、市販の食塩が産地により物質の構成がどう異なるかを検量線を用いて分析しました。大学院生に分析機器の原理や測定法などを教わり実験する中で、研究室への興味が高まりました。

2年次のレポート顕微鏡で観察した鉱物と、食塩の成分を分析したグラフ。

計算化学の基礎と考察力が養われた

量子化学計算と解析を行う「コンピュータ化学※」。授業を行うPC教室では、先生が操作するパソコン画面を自分のすぐ横で見ながら、同時進行でソフトウェアを使えるため理解が深まりました。最終課題では、ケミカルライトの材料でもあるルブレンについて考察。ソフトウェア上で設計した分子の数値を入力して計算しました。分子振動の様子をレポートにまとめるのに苦労しましたが、計算化学の基礎と考察力がしっかりと養われました。

※2021年度は2年次設置科目。

3年次のレポート最終課題のレポート。ルブレンの分子振動の様子を考察。

有機材料を用いた電池に関する研究

卒業研究では、有機材料を用いた電池の負極材の研究を行っています。現在、広く活用されているリチウムイオン電池の原料であるレアメタルが枯渇すると危惧されているため、ナトリウムイオン二次電池の開発が進んでいます。課題である「電池寿命をのばす」ことを目指して、有機材料を用いた負極材の合成を行っています。合成に失敗したときは、その原因を考え、条件を変えて再び実験します。苦労した分、成功したときの喜びも大きいです。

4年次のポスター合成した負極材を用いて定電流充放電試験を実施。

東京電機大学大学院 工学研究科 物質工学専攻

大学院でも引き続き、有機材料を用いた電池の負極材の研究を進め、低コストかつ高性能な負極材料の開発を目指します。また、研究の結果をしっかりと出し、学会に出席して発表する機会を増やしていきたいと考えています。大学院修了後は技術職・研究職に就き、化学技術を使って社会に役立つものづくりに携わりたいと思います。

1年次から「旭祭」実行委員会に所属

旭祭実行委員会では、総務局の食品担当として模擬店を出す団体と保健所をつなぐ役割を担当。地域のイベントにも実行委員会として参加し、地元の方と一緒に御輿を担いだのも楽しい思い出です。

1年次から「旭祭」実行委員会に所属

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