システムデザイン工学部 デザイン工学科 私の4年間のステップ(2)

プログラミングやCG、機械、回路の設計などを幅広く学べることに加え、「実学尊重」を掲げ、実際に手を動かしていろいろなものづくりにチャレンジできる環境に惹かれて入学を決めました。学生主体型の授業が豊富に用意されており、座学で培った知識も生かしながら自らの手で作品づくりを経験できたことで技術力が向上。入学してよかったと心から実感します。

デザインとは使用者の評価まで意識したものづくりを行うこと

学科の先生方が交代で授業を担当する「デザイン工学概論 Ⅰ・Ⅱ 」。デザイン工学という分野が持つスケールの広さや、ユーザーのニーズを考えることも含めてデザインであると学べて、勉強になりました。先生方の専門的なお話をお聞きし、実習を経験したことで、入学前よりも興味のある分野が明確になり、その後の進路を考えるヒントになりました。

「デザイン工学概論Ⅰ・Ⅱ」ではお菓子のパッケージを開ける様子から、より使いやすいデザインを考えPR動画を制作。「デザイン工学概論Ⅰ・Ⅱ」ではお菓子のパッケージを開ける様子から、より使いやすいデザインを考えPR動画を制作。

アイデアの実現に足りない力を意識しさらなる飛躍につなげるきっかけを得た

「デザイン工学PBL-B」では、プロジェクションマッピングを使った列整理を考案。列に並ぶ人の足元に円の映像を投影し、前後の人の円と重ならないようにすることでソーシャルディスタンスを保つ仕組みです。当時はプログラミングの技術が足りずに完成できませんでしたが、自分に不足している部分を認識でき、学習意欲の向上にもつながりました。

グループで知恵を出し合って考えたプロジェクションマッピング「oRange」。グループで知恵を出し合って考えたプロジェクションマッピング「oRange」。

教科書の学びと実生活との結びつきを実感した

最も印象深かったのが「デザイン工学プロジェクトA」です。授業では、学内のベンチ周辺の人流を観察して得たデータから、人間の行動特性に合った空間デザインを考案。フィールドに出てデータを取得・解析する過程を通じ、実践的な学びができている実感を得ました。

得られたデータから、さまざまな用途に合わせたベンチの配置を考えた。得られたデータから、さまざまな用途に合わせたベンチの配置を考えた。

卒業研究ではよりリアルな仮想世界の構築に没頭

卒業研究ではVRをテーマにしています。仮想現実への没入感を得るには、視覚・聴覚以外の五感を補填する必要があります。その中でも私は触覚が重要な要素であると考え、機器を通して仮想現実の世界に取り入れ、効果を測定。よりリアルな仮想世界の構築に力を入れています。

卒業研究に使用した機器の数々。卒業研究に使用した機器の数々。

凸版印刷株式会社

技術職として凸版印刷株式会社への内定が決まっています。印刷、半導体、ヘルスケア、メタバースなどさまざまなフィールドに事業展開していることはもちろん、それらを掛け合わせて新たな社会的価値を創造している企業です。デザイン工学科で培った幅広い知見と多角的な視点を生かし、多様な分野で貢献したいと考えています。

ご朱印帳片手に全国津々浦々を巡る

昔から歴史に興味があった私。さらに、電大の卒業生が制作した国内外の神話や民話を扱ったゲームに影響を受けたことから、いつしか神社・仏閣を巡るのが趣味になりました。全国各地を旅行し、集めたご朱印の数は相当なものです。

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