東京電機大学の7つのこと 東京電機大学の7つのこと

OBには
こんな活躍の人が!?

東京電機大学の卒業生は
約21万人

創立以来、研究開発、先端技術、企業経営等さまざまな角度から科学技術立国の日本を支えてきました。たとえば、株式会社本田技術研究所主任研究員の清水康夫氏(現在 工学部先端機械工学科教授)は世界に先駆けてパワーステアリングの電動化に成功しました。

また、樫尾俊雄氏は、カシオ計算機(株)創業の樫尾4兄弟のひとりで、世界初の小型純電気式計算機「14-A」を開発しました。海外では、現在インドネシア共和国国家イノベーション委員会委員長でアル・アズハル・インドネシア大学学長のズハール先生は、本学卒業から帰国後インドネシアにおける人材育成に尽力されるとともに、研究技術担当国務大臣の要職も歴任されました。

東京電機大学の卒業生は、日本だけでなく世界で、そして私たちが何気なく使っているものを実は開発している、そんなたくさんの業績を残しています。

電機会とは

東京電機大学の卒業生によるネットワークは「電機会」という形でさまざまな分野で組織されています。卒業後も大学とのネットワークは強く、在学生は就職活動時に電機会に所属するOB・OGからアドバイスを受けることもできます。会員数は4,000人を超え、三菱電機会や民間放送校友会をはじめとした民間企業や、教育関係者で構成される教職校友会など、幅広い分野で組織されています。

東京電機大学の卒業生によって組織される「電機会」

さまざまな企業や職域で、多くの卒業生が活躍しています。同じ企業や職域で働く卒業生同士が集まって、数多くの「電機会」を組織しています。「電機会」は、学生はもちろん学園全体を支援しています。

    • 1

      教職校友会

      1,208

    • 2

      東京電機大学技術士会

      358

    • 3

      三菱電機会

      272

    • 4

      民間放送校友会

      261

    • 5

      錦央電機会

      176

    • 6

      東管支部

      175

    • 7

      関電工電機会

      166

    • 8

      沖電気電機会

      162

    • 9

      大成建設電機会

      83

    • 10

      鹿島建設電機会

      76

    • 11

      京三電機会

      74

    • 12

      明電舎電機会

      67

    • 13

      商工懇話会

      66

    • 14

      東光電気工事電会

      65

    • 15

      長谷工電機会

      58

    • 16

      竹中電機会

      57

    • 17

      日本電波工業電機会

      54

    • 18

      日立プラント電機会

      54

    • 19

      東管神奈川電機会

      46

    • 20

      サクサ電機会

      41

    •  

2016 年3 月現在 ※他にも多くの企業電機会があります。

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株式会社本田技術研究所
執行役員 基礎技術研究センター担当

重見 聡史 さん

1987年3月、東京電機大学電子工学科卒。同年4月、本田技研工業株式会社に入社し、株式会社本田技術研究所に配属となる。自動車のエンジンコントロールユニット(ECU)の開発を手がけ、1996年9月からはロボットの研究に従事しHondaロボティクス技術進化に貢献した。ASIMO開発は当初から携わり、2002年より開発責任者、2004年12月発表の「次世代ASIMO」以降は、開発リーダーを務める。2015年4月より現職。

ASIMO 開発の根底に息づく東京電機大学での日々

先日、東京電機大学で講演させていただいたんですよ。学生さんたち皆、真剣な面持ちで耳を傾けてくれ、ものづくりへの興味が手に取るように伝わってきました。特にロボット技術の話には深く頷くなど反応がよい印象を受け、私も学生であった当時を懐かしみました。

小さい頃から電気工作が好きで、中学はアマチュア無線部での活動や自作ラジオの製作に熱中していました。私が高校生の頃は、ちょうど自動車のエンジンのキャブレターが電子制御に移行する時代で、あたらしい技術が生まれようとする転換期でした。電大に進んだのは、もともと興味のあった自動車の技術進化がきっかけです。将来は、第一線で活躍できるエンジニアになりたいと考え、実学を重んじる電大に魅力を感じました。

学生時代の思い出というと、レポートでの苦労ですね(笑)。しかし、一つのものごとを多方面から見ていく検証の重要さをしっかり学べたことは、大きく役立っています。振り返れば、科学技術の基礎的な知識や電気工学の講義、専門的かつ多分野の学問に触れられる環境で得たことなど電大での学びは、今日のASIMO開発にも息づいていると感じます。

自動車からロボットへ、大学卒業後の仕事

大学卒業後は、株式会社本田技術研究所でECUという自動車のエンジン部などをコントロールするコンピューターの開発に携わりました。その商品化を経て、社内で1986年から発足していたロボット研究に参画しました。

ASIMOプロジェクトには初期から携わり、2002年に開発責任者となって現在に至ります。私がロボット分野へと進んだのは、ロボット技術は機械だけでなく制御や情報処理など多様な技術の集合体であり、多面的なチャレンジができると感じたためです。また、ありたいロボットを実現することで、人の生活スタイルが変わるような、これまでにない新しい価値を社会に提供できると考えました。

ASIMO 開発理念と電大のスピリッツ

ASIMOの二足歩行や指先や関節の詳細な動き、その他の機能やデザインは、数々の研究開発を経た成果です。

例えば前身であるP3は工場で働くロボットを想定していて、もっと大きな大人サイズの160㎝、130㎏でした。そこからより生活に寄り添えるロボットに方向性を定めた結果、小型軽量化した初代ASIMOが誕生した背景があります。

現在のASIMOの身長は130㎝、50㎏。照明スイッチのオンオフやドアノブの開閉など、家の中で手が届き作業ができるサイズを検討し、児童の身長にしています。この点も重要で、私たちが常に目指してきたのは人間社会に溶け込めるロボット。

「人の役に立ち、生活を豊かにする」という弊社のロボット研究の理念が、研究開発の根底を支えています。考えれば、「技術は人なり」という、電大の教育・研究理念とも近しいことかもしれないですね。

研究への取り組み姿勢

私が尊敬する技術者の方々には、ある共通点があります。それは、「高い専門性を持ちながらも、他の技術・学問分野でも議論を行える」こと。原理原則を身につけ技術を追求するプロフェッショナルでありながら、あらゆる自然法則に目を向けるジェネラリストでもあります。一見、相反することかもしれませんが、その両立を目指す技術者の姿勢が、世の中にあたらしい製品や技術を生み出し、これからの社会・研究を担っていくのだと私は思います。

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鹿島建設株式会社
九州支店 建築設計部

K.T さん

2007年3月 工学部 建築学科 卒業[ 現 未来科学部 建築学科]
2009年3月 工学研究科 建築学専攻 修了[ 現 未来科学研究科 建築学専攻]
東京都/獨協高校 出身

研究に打ち込んだ姿勢が日々の業務を支えている

高校の頃、大学では好きな建築分野を学びたいと考えていました。電大に進学したのは、より深く専門性を学べると感じたからです。教授陣が多彩で魅力を感じました。

思い出深いのは研究室時代。砂だけで構造体をつくるという誰も取り組んだことのないテーマで研究にあたり、一つの現象を証明するにも根気を要するなど、得るものが多い日々でした。

現在、ウォーターフロントに建つ湾の波紋をデザインモチーフにしたオフィスビル計画を担当しています。建築設計の業務は、設計だけでなく、「事業主の要望を聞く」ことが非常に重要です。ヒアリングを重ね、要望を最大限に具現化する作業は、半年にわたることも。ベストを尽くすために、根気強く行動と検証を行い「判断を繰り返す」という、研究室で得た姿勢が、現在でも基本となっています。

将来への展望

いつの時代においても「求められる技術者」でありたいと考えています。そのために日々、他分野にも目を向けつつ、自分の専門性を磨いています。振り返れば、電大は、原理原則を学びながら、多分野にも触れられ学問を探求できる環境があったと感じます。

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キヤノン株式会社
川崎事務所・周辺機器事業本部/周辺機器第二開発センター

O.T さん

2007年3月 工学部 電気工学科 卒業[ 現 工学部 電気電子工学科]
東京都/帝京大学高校 出身

大学で築いた基礎が世界初の技術を支えている

電大への進学は、以前から抱いていたものづくりへの憧れがきっかけとなりました。また、就職率が高く、かつ業界の幅も広いことにも魅力を感じました。

ものづくりの原点に触れられたワークショップや実験、形のないところから自分の力でものづくりができる研究指導など、技術者として社会で通用するために必要なスパイスで溢れています。また、電大で出会った友人とも交流は続き、いろいろな業界の話を聞くことでお互いのモチベーションを支えあっています。

現在、レーザービームプリンターの電源部の回路設計を担当しています。常に業界初・世界初を達成する技術に取り組むことにやりがいを感じ、電気設計だけでなく、チームの全体の最適化を図るため電気以外の技術にも深く関わるようにしています。今でも大学当時のノートで基礎を見返すこともあり、電気工学科での学びは、電気回路設計の実務で非常に活用できていると感じています。

将来への展望

プリンター事業一つをみても変動が激しい時代、技術者にとって必要なのは「幅広い視野を持ち、変化に対応できる」ことだと感じています。そこを私自身が日々実践するとともに、今後は後進の育成にも注力し、優秀な技術者の輩出に寄与していきたいですね。

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ヤマト科学株式会社
施設技術部設計一課

N.M さん

2011年3月 工学部 環境化学科 卒業[現 工学部 応用化学科]
2013年3月 工学研究科 物質工学専攻 修了
神奈川県/鶴見女子高校[現 鶴見大学付属高校] 出身

ものづくりの本質を支えている「技術は人なり」の理念

小学生で理科の実験に興味を抱き、理系の大学を目指していました。
電大への進学を決めたのは、オープンキャンパスのとき。模擬講義でのアミノ酸の話にとても魅力を感じました。

大学院までの6年間を振り返ると、研究からレポートの重要性を知り、研究室の定期発表会を通して、理論的思考力や、人前で自分の考えを的確に伝える能力を得られました。また、社会では「期限内に結果を出す」ことが求められますが、そういった姿勢も指導教員からご指導いただき身につけることができました。

現在、ヒュームフードなどの研究設備品や、研究室または建物全体の研究設備設計に携わっています。お客さまのご要望に寄り添える提案をしていく難しさはありますが、非常にやりがいがあります。

将来への展望

いずれは開発にもチャレンジしていきたいと考えています。私が大切にしているのが、技術を生み出すのも、製品を使うのも「人」だということ。感銘を受けた電大の理念「技術は人なり」を胸に、常に人の目線に立ちものづくりができる技術者を目指していきます。

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NEC ソリューションイノベータ株式会社
第二官公ソリューション事業部

H.K さん

2010年3月 理工学部 情報科学科[現 理工学部 情報システムデザイン学系]
千葉県/県立佐倉高校 出身

論理的思考力と提案力に息づく大学での学び

中学時代にパソコンやインターネットに魅力を感じ、独学でプログラミングなどにもチャレンジしました。
その延長で漠然と将来はIT 業界に進みたいと考えるようになり、情報科学を学べる電大に進学しました。大学時代は、アカペラ・サークルの活動やアルバイトにも注力し、充実した4年間でした。学業では、情報科学の基礎を網羅的に学べ、論理的思考力を磨くことができました。また、授業は学生の理解度を重視したカリキュラムで丁寧に教えていただけたので、大学生活で苦労することはなかったと記憶しています。

入社以来、都道府県警さまを対象としたシステムの企画・提案、開発、運用・保守に携わってきました。よい提案は幅広い知見と技術力が必須ですが、その提案力に電大4年間の学びが息づいていると感じています。

将来への展望

技術革新が日増しに進む現在、そして、よりニーズの変化が激しくなる未来を見据えれば、常にあたらしい技術に挑戦していく必要があります。AI 技術をはじめ、新技術を用いながらも、お客さまの業務に真に貢献するシステムをご提供できるパイオニアが私の目標です。

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株式会社大林組
設計本部 設計部 建築設計課

H.Aさん

2009年3月 工学部 建築学科 卒業[現 未来科学部 建築学科]
2011年3月 未来科学研究科 建築学専攻 修了
茨城県/県立水戸桜ノ牧高校 出身

学生時代の自由な発想が向上心の土壌となっている

現在、設計部に所属し、商業施設の意匠設計に携わっています。入社するまでは、ドラフターに向かってひたすら図面を引くのが設計者の仕事と想像していましたが、業務に就いてみると、他部署との連携や調整もゼネコンの設計部に与えられた重要な役割であることがわかりました。人づき合いの大切さ、自分の考えや熱意を相手にうまく伝えることの重要性を日々学んでいます。そういった業務を経て、自分の手がけた建物が竣工した時の達成感や喜びは、何物にも代えがたいですね。

企業において設計業務を行うことには、予算や工期など非常に多くの制約があり、必ずしも自分がやりたいことを実現できるとは限りません。しかし、学生時代に自由な発想で研究活動ができたことが、「次に実現するために、どのような工夫をしようか」といった向上心のベースになっています。「どこまでできるのか」というイメージを持っていることが、発想に制約を設けず、膨らませていける源になっているようです。

理論

施設の設計にはコンセプトづくりが不可欠です。これは学部の卒業設計ですが、新宿コマ劇場跡地に商業施設を建設するというテーマにおいて、行き交う人々に着目し「折りたたまれた街」という概念を導き出しました。

技術

AutoCADによる図面からモデリング、レンダリング、さらにはレタッチまで、段階ごとにさまざまなソフトを駆使してイメージパースを作成します。ソフトの基本的なオペレーションは、学生時代に習得しました。

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株式会社本田技術研究所
四輪R&Dセンター

S.Aさん

2006年3月 工学部 機械情報工学科 卒業[現 工学部機械工学科]
2008年3月 工学研究科 精密システム工学専攻 修了[現 工学研究科 機械工学専攻]
千葉県/県立柏中央高校 出身

失敗を克服するためのプロセスを学生時代に学んだ

将来の実用化に向け、車のボディ構造の軽量化に取り組んでいます。CFRP(炭素繊維強化プラスチック)という素材を用いるのですが、この材料による設計技術がまだ確立されていないこともあり、テストでの失敗を繰り返しながら、日々改善のための研究を続けています。軽量化には、まず燃費の向上という目的がありますが、軽い車は何より乗っていて楽しいのです。それを多くの人に体験してほしいという思いも、開発意欲のひとつです。

確かに失敗はありますが、私は学生時代からものづくりの経験を積むことにより、失敗を克服するために何をすべきか?という思考法やプロセスを学んできました。それは企業の研究活動においても大いに役立っていると思います。

いまも将来も「やりたいことに素直でありたい」という思いで仕事に向き合っていきたいですね。それと同時に、どんな時でも「試す人でありたい」と心がけています。頭で考えるだけでなく、実際に試すことによって、その次に何かが生まれるのではないでしょうか。

理論

製品テストで思ったような結果が出なかった時など、基礎になる材料力学や構造力学の教科書を紐解くことがあります。間違っていた部分や足りなかった部分を発見でき、次のプロセスに生かせることも多いです。

技術

ボディ構造の設計にあたっては、まず手書きでのスケッチや、計算をやっています。手が無意識に動くこともあり、PCに向かうよりも、形状の発想などが自由に湧いて出てくるように思います。

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宇宙航空研究開発機構
研究開発部門 第三研究ユニット

K.Sさん

2006年3月 理工学部 情報科学科 卒業[現 理工学部 理学系]
埼玉県/県立杉戸高校 出身

宇宙開発で培った高度な技術を人々の豊かな暮らしづくりに応用したい

大学時代に学んだプログラミングなどの情報技術は、人間の限界を超える分野で役立つと考えました。その一つが宇宙と思い、宇宙航空研究開発機構(JAXA)に就職しました。

JAXAでは人工衛星の軌道をシミュレーションする業務を行いました。人工衛星は、頭上を通過している間に地上のパラボラアンテナと無線通信を行うのですが、その時間はわずか10分です。短い時間で確実に通信を行うため、軌道を綿密に予測し、アンテナの角度を割り出しました。

軌道の知識など新しい専門分野は、日々、勉強です。分からないことは、先輩や同僚に聞くようにしています。大学時代も分からないことは、情報系に詳しい友達に教えてもらいました。大学時代の習慣が活かせています。

宇宙開発では高度な技術を開発しており、それは国の財産です。ここで生まれた技術を、一般の人々の豊かな暮らしづくりに役立つ民間のビジネスに応用できるようにしていきたいです。

理論

ロケットが人工衛星を宇宙空間に放出した位置から軌道を計算します。同じロケットから放出された別の人工衛星の情報も参考にしながら、正確な軌道を割り出していきます。

技術

衛星との無線通信はパラボラアンテナで行います。上空を通過する10分間のうち、最初の1分が勝負。通信できなければ、アンテナの角度をその場で修正します。

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株式会社NTTデータ

M.Fさん

2008年3月情報環境学部 情報環境工学科 卒業
新潟県/敬和学園高校 出身

研究室で鍛えた遂行能力がシステム構築の管理業務で役立っています

大学時代はプログラミングやネットワークを学び、現在はSE(システム・エンジニア)として働いています。業務では、お客様の課題を解決するための提案を行い、社内外のメンバーとチームを組みながら情報システムを完成させていきます。現在は、プログラムの確認など管理者としての仕事が中心です。

大学の研究室では、PLC(高速電力線通信)をテーマに、通信機器と電化製品を併用したときの通信速度を計測する実証実験を行いました。担当の教授が一般企業出身の方で、週ごとに研究の進捗状況を報告し、締切までに実験を終わらせる厳しさを学びました。また、先生は学生が自分で考えるように鍛えてくれたので、問題の解決方法を自分で導く習慣も得られました。研究室での経験は仕事でとても役立っています。

弊社では、官公庁から金融機関、一般企業など幅広い業種の情報システムを手がけています。さまざまな業種の仕事に挑戦し、自分の世界を広げていきたいですね。

理論

お客様の業務を理解するために、お客様が提供するサービスを実際に利用するように心がけています。ご担当者と密にコミュニケーションをとり、仲良くなることも大切ですね。

技術

数十年にわたり使われる情報システムもあるので、後世の人々が読んでも理解できるプログラミングが必要です。書き手の考え方が明確に伝わるプログラミングを心がけています。

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