自ら学ぶ実感を求め大学院に進み、確かな成果を得た

学部生時代は情報システムデザイン学系におり、情報科学分野の幅広い知識を得られ、充実した日々でした。ただ一方で、4年間を振り返ると、与えられたことに取り組む受動的な学びだったという反省もありました。また、メディア数理研究室の研究を深めたいと思い、進学を決めました。

現在、「曲面上を転がる棒の運動の物理シミュレータ」というテーマで、物体の基本的な運動の一つである「転がり」に着目し、転がる棒の物理的解析とその応用を研究しています。曲面上の棒の転がり自体は研究室で実現されていましたが、その物理的仕組みは完全に解明されておらず、興味を持ったのがきっかけです。

修士1年次には基本的な物理式を導出して「形の科学会」で発表し、複数の先生から好意的なアドバイスをいただきました。その後のシミュレータの作成、転がりを可能とするより複雑な曲面の製作などを行い、2年次に「NICOGRAPH International」、「BridgesConference」という国際会議で発表しました。

NICOGRAPHは海外での初発表、Bridgesは著名な会議であり、どちらも私にとって非常に思い出深い経験です。まだ取り組むべきことは多々ありますが、大学院での自発的な学びを生かし、内定先でも成果が出せるエンジニアを目指していきたいと思っています。

「NICOGRAPH International」にて研究発表「NICOGRAPH International」にて研究発表

学会 望んではいたが海外で発表できるとは思っていなかった

いずれはと考えていたのですが、海外の国際会議で自分の論文を発表できるとは思っていませんでした。中国で開催された「NICOGRAPH International」では、約1ヶ月前から何度も発表の練習に取り組み、論文も先生からアドバイスをいただき推敲を重ねました。

後輩指導 後輩への指導の中で自分も成長していけた

後輩指導では、自分の直接の専門分野ではない課題に取り組む後輩に対して、どうすれば的確なアドバイスができるか苦心しながら指導した覚えがあります。しかし、試行錯誤することで、自分の知識を再確認することができ、かつ新しい知識を得ることができました。

そして未来へ 内定先 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社

内定先では、交通インフラ関連のシステム開発に携わりたいと考えています。事故や渋滞などのソリューションとしてIT技術を活用し、次世代社会に貢献できるストレスフリーなインフラを実現するのが目標です。電車の遅延など、私自身の実体験から得たテーマなので、しっかりと取り組んでいきたいです。

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