1 | 情報通信工学における「情報・コンピュータ技術」と「通信・メディア処理技術」の両分野に関する知識と技術が身についていること。 |
2 | 自発性、問題解決能力や実践力、新技術に柔軟に対応し受容するための実践的な適応能力、かつ深い考察力を兼ね備えていること。 |
3 | 工学全般に関する広い知識と理解力を兼ね備えていること。 |
4 | 一般教養、マネジメント力、キャリア意識、倫理観を身につけ、情報通信分野の専門技術者・研究者として自立できる能力を築いていること。 |
5 | 語学、コミュニケーション力、プレゼンテーション力などを身につけていること。 |
科目名 | コマ | 単位 | 必選自 | 配当年 | 配当期 | DP | 目的概要 |
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電子回路基礎 | 1 | 2 | 必 | 2 | 半期(前) | 1 |
電子回路は、トランジスタやダイオードなどの非線形素子を含んだ電気回路であり、通信機器や情報機器で多用されている。また、回路の解析手法はシステムの動作解析にも応用できる。この講義では、電子回路の基礎技術について学習し、基本的な電子回路の構成方法と動作解析方法に関する基礎知識を習得する。 【授業形態】講義 |
信号理論 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
"通信システムにおいて、音声や画像、文字などの情報は、電気・光・電波など物理量の時間的な変化、すなわち信号として伝送される。したがって通信システムの理解には、信号に関する知識が必要不可欠である。本講義では信号の表現法、解析手法、性質および伝送特性を学ぶことを目的としている。信号理論では数学的な解析が大切であるが、本講義ではむしろ物理的な意味や概念の解説に重点をおき、概念と結果が直観的に結びつくように解説する。本科目は、通信方式の分野や、音声や画像などの情報圧縮や信号処理分野の基礎でもある。 【授業形態】講義 |
信号システム解析 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
信号処理の利用分野は音声や画像システム,計測制御・通信システムなど,多岐にわたる。まず,アナログ信号とディジタル信号を取り扱う手法として,ラプラス変換とz変換を学習する。次に,周波数スペクトル分析のために必要となるフーリエ解析を理解する。そして.アナログ信号処理(連続時間)とディジタル信号処理(離散時間)の両者を対比しながら信号システム解析の本質を習得する。 【授業形態】講義 |
論理回路および論理設計 | 1 | 2 | 必 | 2 | 半期(前) | 1 |
論理回路の設計理論はコンピュータ等のデジタル機器のハードウエアを設計するためになくてはならない基礎理論である。この科目の目的は、論理回路設計理論を学び、コンピュータのアーキテクチャを学ぶ基礎を作ることである。 【授業形態】講義 |
電子回路応用 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
本講義は「電子回路基礎」(2年前期配当)で学習した知識を基礎とし、主に(1)増幅回路の周波数特性の解析、(2)演算増幅器(いわゆるオペアンプ)を用いた回路とその解析、そして(3)非線形電子回路(発振器など)の動作原理を学習することを目的としている。前半では増幅回路の低周波特性と高周波特性を解析し、それぞれに対して折れ線近似による簡便な解析法を説明する。つづいて後半では帰還による増幅回路の効果や演算増幅器の動作、さらに発振器の基礎を微分方程式に関連付けて解説する。増幅器や発振器に関する知識と概念はあらゆる電子回路や通信システムを取り扱う上で最も重要な事項のひとつである。 【授業形態】講義 |
ディジタル回路 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
本講義では、論理回路および論理設計(2年前期)で学習した知識を基礎に、ディジタル回路について解説する。論理回路の基礎を復習した後、順序回路、フリップフロップ、フリップフロップ応用回路の設計、レジスタ、カウンタなどについて学ぶ。 【授業形態】講義 |
ディジタル信号処理 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
標本化定理などのディジタル信号処理の基礎を解説した後、差分方程式、z変換、伝達関数、周波数特性などに触れ、離散的フーリエ変換とその高速版であるFFTを紹介する。後半ではFIR、IIRの各フィルタの設計手法について講義・演習を行うとともに、ディジタル信号処理の応用についても言及する。 【授業形態】講義 |
情報通信デバイス | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
現在、移動体通信、衛星放送・通信、ワイヤレスLAN、コンピュータ(CPU)など数多くの情報通信システムが存在し、われわれが生活する上でなくては ならない存在になっている。これらのシステムには、超高速、超低消費電力、高周波用の各種半導体デバイスが用いられており、これらデバイスの性能がシス テム全体の限界を決めるともいわれている。この講義においては、これら情報通信用半導体デバイスを基礎から学ぶとともに、情報通信システムの将来について考える。 【授業形態】講義 |
高周波の基礎 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
スマートフォンやタブレット端末の普及に伴い、無線通信の搬送波やデジタル機器で扱う電気信号の高周波化が進んでいます。携帯電話や無線LAN等の無線通信では搬送数として周波数が数百MHzから数GHzの電気信号を使います。また、デジタル機器のクロック周波数も1GHzを超えるようになってきました。このような高い周波数の電気信号は高周波と呼ばれ、重要性はますます高くなっています。 本講義では、マクスウェルの方程式を出発点として、電磁波の振る舞い、高周波線路の特性など、高周波を理解する上での基礎的な事項を学習します。 【授業形態】講義 |
計測制御工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
対象物から目的とする情報を抽出する計測技術と、その情報を解析・処理し対象物を制御する技術は、広く工学の基本となる技術である。近年では、電子デバイス技術・エレクトロニクス技術の発展とともに、計測・制御の分野もディジタル化・ソフトウェア化・システム化が進展しているため、センシング、データ変換、信号処理、解析、制御までを総合的に扱う必要ある。本講義では、このような計測から制御までの一連の流れにおける基本的事項を学ぶ。前半では、計測の基礎、各種センサ、ディジタル計測に必要なデータ変換について述べ、後半は、フィードバック制御の基礎について取り上げる。 【授業形態】講義 |
通信理論基礎 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
情報通信では、情報を遠くまで高い品質で、かつ効率よく伝えることが重要である。そのためには、情報を送り出す側では、伝える媒体の性質を考慮に入れてそれに適した信号の形に情報を変形しなければならない。一方、情報を受取る側では、届いた信号からもとの情報を正しく復元しなければならない。信号を伝える役目をもつ媒体は、雑音を発生したり歪を引き起こしたりして、もとの信号の形を変形するのが通常である。この講義では、情報通信におけるこのような信号の振舞いや、送り出す側・受取る側で行う処理について基本的で重要な事項を学習する。 【授業形態】講義 |
情報処理・通信技術基礎 | 1 | 2 | 自 | 2 | 半期(後) | 1 |
現在の情報処理技術者には、実用性の高いスキルの習得と実践的な知識の獲得のみならず,高いコミュニケーション能力も求められている。こうした実情を踏まえ,コンピュータシステムとシステム開発に関する専門用語を整理し、要求定義,構造化プログラミング,クラウド技術,スマートフォンとそのUI、開発工程におけるコミュニケーションの在り方等を扱う。 さらに、IT系の技術者に求められる資質や就職に即した情報処理業界の現状,最新の技術動向に触れながら,IPAのITパスポート・基本情報技術者・応用情報技術者試験レベルの問題演習も行い、一定レベル以上の体系的知識の獲得ならびにこれらの資格取得の一助となる内容とする。 【授業形態】講義 |
通信システム | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
通信システム工学は、人やコンピュータなどが作り出した信号を、媒体を通して効率良くかつ忠実に遠方へ伝送する仕組みについて学ぶ科目である。減衰やひずみ、雑音の影響を如何に克服するか、また、多くの情報を送るために如何にすれば伝送媒体がもつ能力生かすことができるか、などが通信システムを考える上で重要な事柄である。近年、インターネットの普及とともに話題になっているADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber-To-The-Home)は、通信システムを学んで初めて理解できる技術である。講義では、伝送媒体から信号処理まで、基礎となる技術を幅広く身につけることを目標としている。 【授業形態】講義 |
メディアと信号処理 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
音声や画像などの圧縮符号化技術や認識技術は近年ますます重要なものとなってきている。また、メディア情報取得のために、さまざまな計測技術が開発されている。それらの技術を理解するためには、信号処理理論に基づいた数学的な知識が必要となる。本講義では、まずこれらの数学的知識を解説し、基本的なメディア信号処理手法について概説する。 【授業形態】講義 |
情報ネットワーク | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
情報ネットワーク工学の初歩について講義を行う。 インターネットを話題の中心に置き、現代の重要なネットワーク技術について解説する。 様々な通信の階層において、プロトコルに注視する。 【授業形態】講義 |
通信ネットワーク | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
広範囲に分散した多数の通信機器を有機的に結合し、その間で自由に信号をやりとりするためのしくみを通信ネットワークと呼ぶ。伝えようとする情報、信号形式、伝送媒体などによって通信ネットワークは各種に分類されるが、いずれも柔軟で効率的に信号をやりとりするための機能や構造を有している。本科目では、現在広く用いられている通信ネットワークについて要素技術から応用までの幅広い領域を学習し、情報通信の基盤に関わる知識を修得することを目標にしている。 【授業形態】講義 |
通信法規 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
今日、我が国は、あらゆる情報通信機器が広帯域ネットワークで結ばれ、誰もがいつでもどこでも自由かつ安全に多様な情報・知識を世界的規模で入手し、共有し、発信することができるユピキタスネットワーク社会の進展を目指している。現在、電子工学、情報通信工学を専攻している皆さんは、将来このような情報通信分野に係わっていくことになると思うが、この場合、有線や無線等電気通信の設備及びシステムの設計、運用等に際して電波法などの通信法規に関する知識が必要となる。また、無線従事者・電気通信主任技術者の国家資格取得に際しても電波法、電気通信事業法、国際電気通信憲章等の知識が課せられている。そこで、講義では次のことについて学ぶこととする。 ①各種情報通信システムの技術基準や規範を定めた通信関連法規の体系、法令の理念・内容 ②最近の情報通信政策及び法制度の動向 ③無線局の開設、無線設備の変更工事、無線局検査等の事務手続き、有線電通審通信法に基づく事務手続き及び電気通信事業法に基づく事業参入のための事務手続き等 ④情報通信関連の国家資格である無線従事者、電気通信主任技術者・工事担任者の免許取得に必要となる法令等 【授業形態】講義 |
画像処理工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
カメラで撮影した映像や静止画像をコンピュータに入力し、加工、保存する基本的な方法、映像中の被写体を認識、識別する方法を学ぶことが目的である。画像をコンピュータで扱うために必要となるディジタル化処理、二値画像処理、濃淡画像処理について学ぶ。さらに、画像の特徴抽出や、物体認識についても学ぶ。また、コンピュータグラフィックスを用いた三次元立体に関する処理についても学ぶ。本講義では画像処理の方法を解説すると共に、画像処理プログラミングを実習する。 【授業形態】講義 |
音声・音響情報工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
マルチメディア通信時代を迎えて、音声や音楽、環境音などを対象とした音声・音響情報処理技術は重要なものとなってきている。本講義ではそれらの基本の習得を目的としてまず、音の物理、人間の聴覚、マイクやスピーカなどの音響機器について説明を行う。そののち、音響信号処理技術および音声情報処理技術について、最近の動向も含めて講義を行う。 【授業形態】講義 |
光通信工学 | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
光ファイバ通信システムは1980年代に急速に普及し、超高速・超大容量の通信を可能にしてきた。現在ではほとんどの通信システムにおいて光ファイバが用いられているとともに、海底光ファイバケーブルによって構築された光ファイバネットワークが全世界を取り囲んでいる。本講義では、光ファイバ通信システムを構成している各種技術要素の原理や特徴、ならびに光通信システムの概要や主要技術についてを幅広く学習することを目的とし、理論的かつ概念的に理解する。 【授業形態】講義 |
マルチメディア通信工学 | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
音声や画像、文字、図形などのマルチメディア情報を用いるとマンマシンインタフェースに優れた通信や、効率的な情報の処理が実現できる。本講義では、このマルチメディア情報の通信や処理に関する基礎知識の修得を目的として、最近発展が著しいインターネットや各種の画像や音声通信システムの構成技術や処理技術について講義する。具体的には、画像に関連して色の表現法、画像の符号化法、画像を用いた各種通信機器の原理やサービス形態、音声に関連してその符号化法、データに関連して各種のデータ処理システムについて解説する。また、マルチメディア通信システムとしてのインターネットの構造と特徴、モバイル通信システムとその技術および通信におけるセキュリティなどの技術的課題についても解説する。 【授業形態】講義 |
ワイヤレスシステム工学 | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
無線は通信、放送、観測、航法などに広く利用されている。この講義では、無線を用いるワイヤレスシステムを開発する上で必要な各システム共通の要素技術および各システムの固有技術について、実際の開発設計に役立つ専門基礎知識を学習することを目的とする。 【授業形態】講義 |
コンピュータグラフィクス | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
コンピュータグラフィックス処理で用いられている工学的基盤技術について,数学等を用いて学ぶことが目的である.画像のディジタル化からはじまり,2次元・3次元のアフィン変換,ワイヤフレームモデル,サーフェスモデル,ソリッドモデル等の形状モデル,ベジェ曲線,ベジェ曲面,シェーディング,マッピングについて学ぶ.本講義ではコンピュータグラフィックスの概念を学ぶと共に,Mayaを用いた処理を体験する. 【授業形態】講義 |
基礎プログラミングおよび演習 | 1.5 | 3 | 必 | 2 | 半期(前) | 1 |
数値解析やシミュレーションは研究・開発を行う上で有力な手段であり、近年では不可欠なものとなっている。本講義では、数値解析やシミュレーションを行うために必要となる、科学技術計算の基礎知識や技術を演習形式で習得する。科学技術計算で使用する様々な手法やアルゴリズムについて解説し、表計算ソフトウェアを用いた数値解析やシミュレーション、また、JAVA言語を用いた数値計算プログラミングを行う。 【授業形態】講義 |
インターネットプログラミング | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
インターネットのプログラミングに必要な知識と技法についてJavaを中心として講義する。プログラミング言語の学習においては、言語に関する知識の習得と、実際にプログラムを作成する技能の習得が必要である。授業では、講義・演習・宿題を併用して、知識と技能の両方の習得を図る。 【授業形態】講義 |
データ構造とアルゴリズムⅠ | 1 | 2 | 必 | 2 | 半期(後) | 1 |
優れたプログラムを書くためには,データ構造とアルゴリズムに関する知識は欠かすことはできない.基本的なデータ構造と,探索や整列等のアルゴリズムについて学ぶ.ここでは,原理を学ぶと共に,Javaによる実現方法について知る. 【授業形態】講義 |
データ構造とアルゴリズムⅡ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
データの取扱い、特に XML データの取扱い手法を習得する。 前半はデータ構造、特に XML などに関する理論を学ぶ。後半は Java 言語による XML の利用法やアプリケーションプログラムの開発について学ぶ。 データ構造とアルゴリズムⅠとⅡで、実用的なプログラム作成に関する基礎理論をマスターする。 【授業形態】講義 |
コンピュータアーキテクチャ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
"コンピュータアーキテクチャは、コンピュータの構成論である。 情報技術の根幹にあるコンピュータの基本を理解することを学習の目標とする。 実際のプロセッサを例にとりながら、プロセッサとメモリの構成、仮想メモリ、キャッシュメモリ、パイプライン処理の基本原理、RISCアーキテクチャや並列コンピュータの基本思想を解説する。 【授業形態】講義 |
オブジェクト指向プログラミングおよび演習 | 1.5 | 3 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
"オブジェクト指向プログラミングの実際をJFC SWINGを例にとって講義する。演習を重視する 開発システムとしてのEclipseに慣れさせる 実践的なプログラミングに慣れさせる。 【授業形態】講義 |
マイコン基礎および実習 | 2 | 3 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
この講義では、1 chip マイコンの回路の開発を通して、小規模コンピュータシステムの設計、試作、テストなどの技法を習得する。これは、今まで学んできたコンピュータの構成や原理、電気、電子回路技術やプログラミングの復習にもなっている。 【授業形態】講義 |
特別プログラミング演習 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
Microsoft Windowsのプログラミングの基本から学習し、Windowsプログラミングに習熟することを目的とする。Microsoft Windowsの独特な構造や思想について分かりやすく説明する。レポート課題は実践的なものを使用する。 【授業形態】演習 |
ネットワークセキュリティと暗号 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
インターネットセキュリティ、Webセキュリティ、暗号の各分野の基礎を修得することを目標とする。 【授業形態】講義 |
データ解析 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
データ解析は、実験や観測等で獲得したデータから規則性や知識を得るために必要な技術である。そのデータ解析に関連する学問としては、古くから、統計学があるが、最近は、人工知能(の機械学習)やデータベース等を背景としたデータマイニングという新しい学問が存在する。本講義ではデータ解析の基本的な事項の習得を目的とする。なお、データは、基本的に、日経平均を用いる。 【授業形態】講義 |
データベース | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
データベースシステムは、現在の情報システムの基幹部分を担っており、大量の情報を蓄積し、効率良く利用できるようにするためには、データベース技術が不可欠である。この講義では、データベースシステムを実現するための基本的な技術として、実世界の情報をデータベース化するためのデータモデルと、リレーショナルデータベースの理論と実装、トランザクションによるデータベースの共有と保全方法について解説するとともに、関連分野である情報検索システムについても紹介する。 【授業形態】講義 |
情報通信基礎実験 | 2 | 4 | 必 | 2 | 通年 | 2 |
本科目は3~4年次にわたって配当されている一連の実験科目の基礎となるもので、通信技術に関する基礎的な現象の観測、情報処理の基本技術修得、素子の特性測定などをテーマとする。これらの実験をとおして実際値の把握、機器の使用法、データの処理、報告書の作成などの方法に習熟すると共に、現象、理論を実証によって体得することを目的としている。学生はすべての実験に出席し、期限内に報告書を提出しなければならない。実験に対する注意、報告書の書式、スケジュールなどの具体的な事項は第1週に行うガイダンスによって指示する。 【授業形態】実験・実習 |
情報通信工学実験 | 2 | 4 | 必 | 3 | 通年 | 2 |
講義と実験・実習の両立が必要な科目である。内容的には決して高度ではないが、今後この学科での学習を考慮すると、手抜きせずすべてを完璧に理解する必要がある。 【授業形態】実験・実習 |
情報通信プロジェクト | 前2後1 | 3 | 必 | 4 | 通年 | 2 |
2、3年次配当の情報通信基礎実験や情報通信工学実験では幅広いテーマについて種々の実験を行った。本実験科目では1つのテーマについて年間を通して学ぶことで、探求力および問題解決能力を素養として身につけることを目標とする。 下記8テーマの中から各自が選択した1つについて年間を通して実験や製作(制作)を行う。実験をする前段階として基礎知識の学習を行うことから始め、実験に必要な理論や技術を完全に習得した後に実験に入る。また、この実験では予め与えられた課題について実験するのではなく、各自がオリジナリティーを発揮し、自らが考えて問題点の発見とその解決を行う。 【授業形態】実験・実習 |
卒業研究 | 前3後3 | 6 | 必 | 4 | 通年 | 2 |
本科目は4年間の大学教育の最後の仕上げとして、1年間を通じて一つの与えられたテーマの下で研究活動を体験するために設置されている。研究室で指導教員による指導を受けながら与えられたテーマについて問題を解明することで、技術者としての能力を養う。 【授業形態】実験・実習 |
微分方程式Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 3 |
これまで学んだ実変数の微分積分を複素変数の微分積分にまで範囲を広げると、たくさんの興味深い性質や定理が得られる。複素解析の第1の目的は複素数になじみ親しむ事。それには基本的な計算問題を沢山解く事。第2の目標は複素関数のテイラー展開やローラン展開が自由に出来、これ等を利用して正則関数や有理型関数の積分の計算が確実に出来るようにする事。 【授業形態】講義 |
情報通信数学B(確率論と情報理論) | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 3 |
現代は、情報化社会といわれるが、その情報の定量的な側面である情報量は、確率にもとづいて定義されている。本講義では、確率に関する基礎的な事項と情報量に関する基礎的な事項を紹介する。また、確率と情報量の応用についても説明する。例題としては、主に実際の株式データを用いる。 【授業形態】講義 |
情報通信数学C(代数と符号理論) | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 3 |
符号理論は情報理論の一部である。たとえば受信した符号が途中でノイズなどにより誤ったものになっている可能性がある場合、できるだけ正確にかつ効率良く情報を伝送するにはどうすればよいかの問いかけに答えるのが符号理論である。最近では、音楽のCDやデジタルオーディオテープなどにも使われている。本講義では線形符号とその復号を目標とする。それには、1年で学んだ線形代数学、離散数学を予備知識として必要とする。 【授業形態】講義 |
電磁気学基礎および演習 | 1.5 | 3 | 必 | 2 | 半期(前) | 3 |
電磁気学は,わずか3つの実験則(クーロンの法則,アンペールの法則およびファラデーの法則)と1つの追加概念(変位電流)に基づく,電磁現象に関する統一的な美しい理論です.電磁気学を基本として,発電機,モータや、コンピュータの中の電子回路,あるいは携帯電話に使われる電波などのさまざまな応用分野が広がっています.本科目では、電磁気学の前半部分として,「電場」と「磁場」の概念およびベクトル解析による場の取扱い方法を学びます. 【授業形態】講義 |
応用物理学 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 3 |
この科目では、半導体と波について解説する。半導体は、CPU等の情報処理部品の材料として使われ、現在の情報社会の中ではなくてはならない材料となっている。この材料を構成する原子の結合状態、電子のエネルギー状態、電子等キャリアの挙動等の物理的現象について解説する。半導体とは何か?半導体がなぜ電子材料として使われているのか?について学ぶ。 また、波は、電波・光等の電磁波と音などの弾性波に分類されるが、これらの波は、現在の情報通信には欠かせないものとなっている。これら波の基本的な性質について解説する。 【授業形態】講義 |
電磁気学応用 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 3 |
電磁気学は、わずか3つの実験則(クーロンの法則、アンペールの法則およびファラデーの法則)と1つの追加概念(変位電流)に基づく、電磁現象に関する統一的な美しい理論です。電磁気学を基本として、発電機、モータや、コンピュータの中の電子回路、あるいは携帯電話に使われる電波などのさまざまな応用分野が広がっています。また、電磁気学は、エンジニアとしての論理的考え方を身に付ける上でも重要です。本科目では、「電磁気学基礎および演習」に続く後半部分として、磁性体、電磁誘導、電磁気学を集大成したマクスウェル方程式および電磁波の基礎について学びます。 【授業形態】講義 |
グループスタディⅠ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 5 |
情報通信工学科各教員が自分の専門分野に関連するテーマを設定しグループを募集する。各学生は自分の興味あるテーマの先生に応募してグループを構成する。グループ決定後は各グループ毎に教員の指導の元、輪講や実習を行う。これにより情報通信工学科の各分野での幅広い、あるいは深い知識を得ることができる。また、卒業研究の練習のような側面もあるので、卒業研究における志望研究室の選択にも役立てて欲しい。なお、小グループでの学習を行うにあたり、参加者ひとり一人の積極性が重要である。参加するからには、自分の担当をこなし、その結果を発表し、討論することが要求される。 グループスタディⅠとⅡでは異なる教員につかなければならない。なお、グループスタディⅠでは英語教材を使用する。 【授業形態】講義 |
グループスタディⅡ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 5 |
情報通信工学科各教員が自分の専門分野におけるテーマを設定し、学生諸君は自分の興味有るテーマの先生のもとに集まり、小グループ(10名前後)で輪講や実習を行う。情報通信工学科の各分野での幅広い、あるいは深い知識を得る事ができる。また、小グループでの学習であるため、ひとり一人が積極的に参加することが必要であり、自分の分担をこなし、その結果を発表し、討論することが要求される。 【授業形態】講義 |