1 | 機械、電気、情報、および制御を基礎としたメカトロニクスに関する専門分野の科学的知識と実践的技術を持つこと。 |
2 | 自らの専門的な知識と技術を活用し、さまざまな課題に挑戦し、解決する実践力を持つこと。 |
3 | 理工系の幅広い基礎知識を持つと共に、常に新しい知識の獲得に努める積極的な姿勢を持つこと。 |
4 | 科学技術と人間・社会との関わりを理解し、科学技術者として、また良識のある社会人として必要な教養、キャリア意識、倫理観を持つこと。 |
5 | グローバルな視野を持ち、将来、科学技術者として必要なコミュニケーション力などの汎用的能力を身につけること。 |
科目名 | コマ | 単位 | 必選自 | 配当年 | 配当期 | DP | 目的概要 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
工業力学Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
メカトロニクスを学ぶ上で基礎となる力学について学ぶ.力の基礎,平衡,重心,質点運動などについて解説していくとともに,随時演習を行い,実践的な知識の習得を目指す. 【授業形態】講義 |
ロボット運動学 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
ロボットの機構系は、基本的には関節(アクチュエータ)とそれを結合するリンクより成り立っている。本講義では、3次元空間内のリンクの位置および姿勢と関節変位との関係を統一的に記述するための運動学について学ぶ。さらに、リンク速度と関節速度の関係、リンクにかかる静的な力のつりあい、特異姿勢についてヤコビ行列を用いた解析方法を習得する。3次元空間を運動する物体を表現する数学は、コンピュータグラフィックスの基礎理論とも共通するロボット工学の基本である。 【授業形態】講義 |
工業力学Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
ロボットを含む,実環境で動く物理メディア(つまりメカニカルシステム)を製作し,望ましい動作をさせる(制御する)には,力と運動の関係を表す動力学,運動学の知識が必須となる.本講義は,力,力のつりあい,重心,質点系の動力学(いずれもロボットメカトロニクス基礎,ロボットメカトロニクス基礎演習の範囲)に続き,より実際的なメカニカルシステムの運動で必要となる,剛体運動,運動量・角運動量・エネルギーといった物理量の性質・取り扱い,摩擦現象といった基本要素について学ぶ. 【授業形態】講義 |
材料力学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
機械や構造物は外力を受けると変形する。材料力学は、各部材に生じる変形を求め、合理的な部材の強度を解析する学問である。設計における強度計算には材料力学の基礎知識は必須である。材料力学の基礎について、応力やひずみの概念、引張、ねじり、曲げの強度等について理解する。 【授業形態】講義 |
工業熱力学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
エネルギー問題は、21世紀の人類、および地球のために、資源と環境との関係から今後、益々重要になってくる。その中の、熱を用いて変換するエネルギーについて、熱力学の基礎を講義する。それをもとに環境および省エネルギーの両面から、熱機関のエネルギー変換方法について理解する。 【授業形態】講義 |
流体工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
流体とは、水や空気のような液体と気体の総称である。流体は自由に流れることができ、この運動・様相について、流体の物理的性質、圧力、浮力、流体運動の基本について流体の力学の基礎を講義する。タービン、送風機、ポンプ、水車など流体機械をはじめ、冷暖房の計画、建造物の耐風設計など工学の様々な分野において、流体の運動を解析し、流体工学の知識が必要である。本講義では、その設計・解析を行うための理論と知識を修得する。 【授業形態】講義 |
ロボット動力学 | 1 | 2 | 選 | 34 | 半期(後) | 1 |
本講義では、剛体力学の復習にはじまり、ロボットのモーションコントロールに必須となるリンク機構の運動方程式の導出法、さらにロボットを動的に制御するための制御理論の基礎を学ぶ。ロボット工学の数学的基礎をロボットのモーションコントロールのために使いこなせるようになることに主眼を置き、ロボットを柔軟に制御するインピーダンス制御の実装を例に、理論の直観的な意味を理解することを目指す。受講に際しては、ロボット運動学に関する基礎知識が必要である。 【授業形態】講義 |
加工学 | 1 | 2 | 選 | 34 | 半期(後) | 1 |
機械を作るためには様々な材料が使われている。機械の設計・製作にあたり、材料の構造・組織および材料の力学的性質や熱的性質を理解する。さらに加工や熱処理による特性変化を理解することにより、その特性を生かした材料の利用が可能となる。本科目では、工業材料として最も広く用いられている金属材料を中心に、その構造・組織、力学的性質、熱的特質について述べる。 【授業形態】講義 |
電気回路Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
本講義では電気回路理論の基礎を学ぶ。各電気素子の特性を知り電気回路における法則を理解して回路の解析法を習得する。 【授業形態】講義 |
電気回路Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
本講義では主に交流回路理論の基礎を学ぶ。インピーダンスの概念を理解し、複素表示での交流回路計算法を修得する 【授業形態】講義 |
電子工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 | コンピュータシステムをはじめとする各種電子機器は、ハードウェアとソフトウェアから構成されており、これら両方の知識が電子機器を理解する上で必要である。本講義では、電子回路におけるハードウェアの基礎として、トランジスタ、ダイオード、MOSFET、サイリスタなどの基礎的な半導体の特性を解説し、電子回路、増幅回路の設計を理解する。またオペアンプの動作原理を解説し、種々の増幅・演算回路を理解する。さらにシーケンスの概念、およびリレー回路、ディジタル回路を含めて解説する。 |
ディジタル回路 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
電気電子工学分野を支える技術の多くは、ディジタル回路を用いて実現されている。ディジタル回路は高信頼性ICなどによる小型化実現などの利点があり、今後ますます利用分野が広がることが予想される。ディジタル回路のための基本知識はブール代数に代表される論理関数である。論理素子の基本構成は、電子デバイスを用いた電子回路であるので、回路動作についても理解が必要である。本授業では、ディジタル回路の基礎の習得を目的として、論理関数、組合せ回路について解説する。授業の後半は、ディジタル回路の知識を用いてディジタル/アナログおよびアナログ/ディジタル変換に関する回路について解説する。毎回、演習を行なう予定である。 【授業形態】講義 |
信号処理 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
信号処理は,音声・画像システム,計測制御・通信システム,生体計測,センサーシステムなど幅広く用いられています。今日信号処理は,様々な科学技術分野において不可欠な技術となっています。 本講義では,アナログ信号とディジタル信号のちがい,周波数スペクトル及び周波数成分の抽出法について学びます。講義と演習を通して,信号の周波数スペクトルの解析及びフィルタリングの信号処理法を理解します。また,コンピュータ実習により,実際に周波数解析及び周波数成分の抽出処理を行います。 |
コンピュータプログラミングⅡ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
C言語によるプログラミングを実習を含めて学習する。プログラム基礎Iでの学習を踏まえて、制御文(条件文、繰り返し文)を用いたプログラム、配列、構造体(レコード型)、リスト等のデータ構造を活用したプログラムが記述できること、関数(サブルーチン)を用いた構造的プログラミング、ファイル入出力やポインタ演算の活用などを行なえることを目標とする。 【授業形態】講義 |
コンピュータプログラミングⅢ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
カトロニクス学科での学習内容を実践するためにはコンピュータの活用能力すなわちプログラミングの能力が求められる. プログラム基礎ⅠおよびⅡで学習した内容を応用しより実践的なプログラミング能力を修得することが本科目の目的である. また新しいプログラム言語への対応力を身につけることを目的としてオブジェクト指向言語であるJavaを学習する. 【授業形態】講義 |
情報理論 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
本講義では、確率統計に基づく情報の定量的な取り扱いから始まり、情報記述のための符号化、通信路ならびに伝送速度の関係、効率の良い符号化と誤り検出、復号化など、情報通信における情報の基礎理論を学ぶことを目的とする。 【授業形態】講義 |
アルゴリズムとデータ構造 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
問題の解き方であるアルゴリズムの理解と構成はメカトロニクスシステム構築時の問題解決の主要要素のひとつである. 本科目では的確に問題を解決するアルゴリズムを構成する方法を理解することに加えアルゴリズムの性能を計算量(計算時間)で評価しこれを改良改善する手法を学ぶことを目的とする. またアルゴリズムを実践するプログラムの作成技術を実習により取得することも目的とする. 【授業形態】講義 |
オペレーティングシステム | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
コンピュータの動作理解はメカトロニクスシステム構成のための重要な要素である. これまでに各科目の学習を通してハードウェアとしてのコンピュータ装置の理解計算装置を活用するプログラミング技術の修得等がなされていることを前提に本科目ではコンピュータシステムの動作を総合的に理解することを目的にオペレーティングシステムの学習を行なう. ここではオペレーティングシステム構成の基盤技術であるスケジューリング資源管理同期と排他制御等をメカトロニクスシステム構成技術という文脈で理解することを目指す. 【授業形態】講義 |
コンピュータグラフィックス | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
"コンピュータグラフィックス(CG)は、実現象や仮想的な状況を数学的なモデルを用いて可視化し、対象とする現象の理解を深めることができる。本授業ではCGの基本的な原理を解説し、物理シミューレションをCGにより可視化する技術を解説する。 【授業形態】講義 |
基礎制御工学 | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 1 |
システムを構築するにあたって最初の作業とも言える、対象の捉え方(モデリング)の技術や方法について講義する。特に、ロボットのようなメカニカルシステムを制御するためには、このモデリングが有効であるので、どのように制御対象をモデル化するのか、どのようにコントローラを設計するのかなど、具体例を交えて講義を進める。 【授業形態】講義 |
制御工学Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 1 |
この講義では,基礎制御工学とシステムモデリングで学んだ線形時不変システムの数学モデルから、システムの挙動や特徴を読みとり解析する手法を学ぶ。特に、周波数伝達関数、伝達関数表現と微分方程式を自在に扱うための知識と基本的な技法を学ぶ。 【授業形態】講義 |
計測工学 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
計測は興味ある対象の属性を数量化する(数値で表現する)ことであるというのが一般的な定義である。この講義ではこの定義に沿って、測定するということについてその意味を考え、またそれに関連するいろいろな数学的、論理学的、また社会学的内容について考える。 【授業形態】講義 |
制御系設計Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 1 |
本科目では、これまで勉強してきたシステムモデリングや古典制御の知識をもとに、具体的に制御系設計を行うための基本的なスキルを身につけることを目標にします。講義では、MATLAB/Simulinkも使用し、制御系設計に関する知識の実践的な習得を目指します。 【授業形態】講義 |
制御工学Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 1 |
メカトロニクスシステムに,望ましい振るまいをさせるためには,系の動特性に基づいた制御技術が不可欠である.動特性を持つということは,現在の状態が過去の入力に依存する(つまり現在の入力だけでは,現在の状態が決まらない)ことであり,このようなシステムは動的システムと呼ばれ,過去の入力の影響を内部に保存するメモリーとしての「状態」が重要な役割を果たす.この「状態」を明示的に用いた動特性の表現として状態方程式があり,その状態方程式に基づく形で体系化された制御理論が,現代制御論である. 本講義では,まず微分方程式をベースとして導かれる連続系の状態方程式に対する,現代制御論について理解することを目的とする.一方,現実問題として,設計された制御器はディジタル計算機に実装される場合が多く,この場合,ある一定の時間間隔毎に制御入力が更新されるため,もはや時間に関して連続ではなく,離散的なものになる.そこで,後半は,連続系と離散系を対比させながら,離散系に対する現代制御論について理解を深めることを目的とする. 【授業形態】講義 |
制御系設計Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 34 | 半期(後) | 1 |
メカトロニクスシステムに,望ましい振るまいをさせるためには,系の動特性に基づいた制御技術が不可欠である.動特性を持つということは,現在の状態が過去の入力に依存する(つまり現在の入力だけでは,現在の状態が決まらない)ことであり,このようなシステムは動的システムと呼ばれ,過去の入力の影響を内部に保存するメモリーとしての「状態」が重要な役割を果たす.この「状態」を明示的に用いた動特性の表現として状態方程式があり,その状態方程式に基づく形で体系化された制御理論が,現代制御論である. 本講義では,微分方程式に基づく現代制御論をもととし,連続系と離散系の対比しながら,この理解を深める.一般に,設計された制御器はディジタル計算機に実装されるため,ある一定の時間間隔毎に制御入力が更新される.離散系の取り扱いとしてz変換を習得し,また連続系と離散系を対比させながら,離散系に対する現代制御論について理解を深めることを目的とする. |
組込みシステム | 1 | 2 | 選 | 4 | 半期(前) | 1 |
自動車、家電製品、産業機器等にマイクロコンピュータ(以下、マイコン)が多く組み込まれている。これらの組込みシステムでは、発生する信号やデータ変化などのイベントをトリガーにして動作するシステムが多い。このイベントを"事象"、トリガーにして動くことを"駆動"と呼ぶことから、このようなシステムを"事象駆動システム"と呼ぶ。 本科目では、事象駆動システムの動的振る舞いを表す"状態遷移図/表"などを、国際標準の設計記法であるUML(Unified Modeling Language)を使って学び、マイコンシステムの実装に応用する。また、マイコンとその応用技術についても学ぶ。 <授業概要> 1.事象駆動系の理論とモデリング(3回) ・・・座学、机上演習 2.マイコンシステムの開発方法(2回) ・・・オンボード演習(LED、スイッチ) 3.マイコンのプログラミング(4回) (1)ポート ・・・LCDにオリジナルキャラクタを表示する (2)タイマ割込みと周期処理 ・・・4×4(16)個のボタンを読み取る (3)AD変換 ・・・電圧計を作る (4)PWM(パルス幅変調) ・・・他励振ブザーで音階を鳴らす 4.マイコン応用Ⅰ(状態遷移型プログラムの実装 2回) ストップウォッチの作成 5.マイコン応用Ⅱ(状態遷移設計からプログラム実装までの総合演習 3回) メロディプレーヤの作成(基本要件+自由仕様) 6.総合演習成果発表(最終回) 【授業形態】講義+組込みCプログラミング演習 |
メカトロニクスワークショップⅡA | 1 | 1 | 必 | 2 | 半期(前) | 2 |
ロボット・メカトロ二クス技術を支える電気、機械、制御、情報の諸技術の基礎知識、基礎技能を習 得するため、少人数のゼミナール形式の講義を行う。 【授業形態】講義 |
メカトロニクスワークショップⅡB | 1 | 1 | 必 | 2 | 半期(後) | 2 |
ロボット・メカトロ二クス技術を支える電気、機械、制御、情報の諸技術の基礎知識、基礎技能を習 得するため、少人数のゼミナール形式の講義を行う。 【授業形態】講義 |
メカトロニクスゼミⅠ | 1 | 2 | 必 | 3 | 半期(前) | 2 |
各ゼミに分かれてテーマに取組み、専門分野に関する視野を広げるとともに、卒業研究への意識や将来の職業への意識を高める。 【授業形態】講義 |
メカトロニクスゼミⅡ | 1 | 2 | 必 | 3 | 半期(後) | 2 |
メカトロニクス学の分野に関して研究室ごとのゼミに参加し、研究室配属に備えて、基礎知識の整理に努める。 【授業形態】講義 |
メカトロニクス設計製作Ⅰ | 2 | 1 | 必 | 4 | 半期(前) | 2 |
メカトロニクス技術は機械,電気電子,情報,制御の各専門分野を組み合わせ,新たな機能を創造する統合技術である.メカトロニクス設計製作Iでは,3年次までに得た知識,技術を駆使し,より高度で専門的かつ総合的なメカトロニクス技術の実習を行う. 【授業形態】実験・実習 |
メカトロニクス設計製作Ⅱ | 2 | 1 | 必 | 4 | 半期(後) | 2 |
メカトロニクス技術は機械,電気電子,情報,制御の各専門分野を組み合わせ,新たな機能を創造する統合技術である.メカトロニクス設計製作IIでは,3年次までに得た知識,技術を駆使し,より高度で専門的かつ総合的なメカトロニクス技術の実習を行う. 【授業形態】実験・実習 |
卒業研究Ⅰ | 3 | 3 | 必 | 4 | 半期(前) | 1 |
本科目では、3年次までに習得した専門知識を活用して、ロボット・メカトロニクス分野での専門性の高いテーマについて調査研究を行い、問題発見・解決・評価・改善のプロセスを体験・習得する。また、システムインテグレーション能力の向上、専門知識の習得を目指す総合科目である。各指導教員による少人数ゼミナール形式で、各々の教員が各学生に相応しいテーマを与え、指導に当たる。 【授業形態】実験・実習 |
卒業研究Ⅱ | 3 | 3 | 必 | 4 | 半期(後) | 1 |
3年次までに習得した専門知識を活用して、ロボットメカトロニクス分野での専門性の高いテーマについて調査研究を行い、問題発見・解決・評価・改善のプロセスを体験・習得するとともに、システムインテグレーション能力の向上、専門知識の習得を目指す総合的な科目である。各指導教員による少人数ゼミナール形式で指導に当たり、各々の教員が各学生に相応しいテーマを与え指導に当たる。 【授業形態】実験・実習 |
工業数学Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 2 |
1年次に修得した解析学の基礎とラプラス変換の知識を工学的問題解決に応用する手法の原理を理解するとともに、その活用手順を演習を通して修得する。特に、微分方程式が解けること、その工学的意味を理解すること、数学的概念との関連を説明する。 【授業形態】講義 |
離散数学Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 2 |
離散数学の基礎を学習する。特に、グラフ理論、論理と推論、整数論と代数系の初歩について正しく理解するとともに、論理的な思考法、記述法を身につけることを目指す。 【授業形態】講義 |
確率・統計Ⅱ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(後) | 2 |
確率・統計Ⅰで学んだ確率変数や正規分布を用いて,統計学の推定・検定について学ぶ. 具体例を挙げよう. あるコインを10回投げたら表が8回出た.このコインは正常(表が出る確率も裏の出る確率も同じ)でないと言ってもよいか? 10回のうち8回表というのは多いので正常でない気がするが,正常なコインでもたまたま8回表がでることはありそうだ.統計学はこのような問題をきちんと扱うのに役に立つ.(実はコインが異常である確率は10%未満). |
フーリエ解析 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 2 |
応用上重要なフーリエ変換・離散フーリエ変換を,微分積分・線形代数との繋がり,および信号処理などの応用との繋がりを重視して詳しく講義する.昨年(2016年)度の講義のすべての資料(講義ノート,試験の解答,Mathematicaノートブック等)はXythosで閲覧できる.また関連したVOD講義をyoutubeで視聴できるので,これらを参照して十分深くフーリエ解析を理解することができる.ほぼ毎回,宿題(ビデオ講義の要約,計算問題)の提出と小テストを行う. なお,この科目はいわゆる反転授業の講義形態で開講される. |
数値解析 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(前) | 2 |
計算機の発達に伴い,多くの問題が計算機を利用する形で解かれるようになった.しかし,計算機は有限長の情報しか扱う(計算する)ことができず,基本的に離散的な数表現を用いて処理(計算)する必要がある.そのために生じる,計算機上での数の表現法の問題,それに伴う誤差,を踏まえた上で,目的に合わせた適切な計算アルゴリズムを選択する必要がある.本講義では,これら計算機を用いた数値計算法,数値解析法について,基礎的な事項からアルゴリズムまでを学び,実際に計算機上でのプログラミングを通して理解を深める. 【授業形態】講義 |
工業数学Ⅲ | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 2 |
ロボメカ(ロボット・メカトロニクス学科)で学ぶ分野の特色は、動的システムのモデリングとシミュレーション、そして、実装である。そのために必要な数学的な基礎知識の中でもっとも重要な項目を確実に身につけることが、本講義の目的である。 【授業形態】講義 |
最適化法 | 1 | 2 | 選 | 3 | 半期(後) | 2 |
ロボットの軌道計画、センサ・アクチュエータの最適配置、最適制御問題など工学における設計・ 解析問題の多くは最適化問題に帰着することができる.また,最小二乗法や統計的手法などデー タ処理手法の多くは最適化問題に帰着することができる.本講義ではこれらの応用を前提として 様々な工学的問題に取り組むための基礎を身につけることを目的とする。 【授業形態】講義 |
機械製図Ⅰ | 2 | 3 | 必 | 2 | 半期(前) | 2 |
技術者・設計者に必須となる技術,図学及び製図(図面の書き方)の基礎を習得することを目的とする.図学基礎についての講義の後,簡単な機械部品(ボルト,ナット,ネジ等)を日本工業規格(JIS)に準拠し,手書きで図面に描く.製図のルールを学び,設計者の意図を明確に生産者に伝えられるようにする. 【授業形態】講義 |
機械製図Ⅱ | 2 | 3 | 選 | 2 | 半期(後) | 2 |
図面は、設計者の考え方や決めたことを、他の人に伝えるソフトウェアである。多く事柄を、図形、記号、数字等で、”相手にわかりやすく”伝えるには、お互いの共通のルールが必要である。このルールの基本となるJIS製図規格を、演習をまじえて習得し、機械要素の設計製図を行う。 AutoCADを用いてCADの実習を行う。 【授業形態】講義 |
メカトロニクス基礎実験A | 2 | 2 | 必 | 2 | 半期(前/後) | 2 |
ロボットメカトロニクスに関する講義,演習で身に付けた内容を実践的に理解する実験・実習です.全5テーマから構成され,各テーマは予習講義と実験から成り立っています.また,実験終了後に実験レポートを提出し,技術報告書の書き方を習得します. メカトロニクス基礎実験A・Bあわせて年間10テーマの実験を実施します. 【授業形態】実験・実習 |
メカトロニクス基礎実験B | 2 | 2 | 必 | 2 | 半期(前/後) | 2 |
ロボットメカトロニクスに関する講義,演習で身に付けた内容を実践的に理解する実験・実習です.全5テーマから構成され,各テーマは予習講義と実験から成り立っています.また,実験終了後に実験レポートを提出し,技術報告書の書き方を習得します. メカトロニクス基礎実験A・Bあわせて年間10テーマの実験を実施します. 【授業形態】実験・実習 |
メカトロニクス総合実験A | 2 | 2 | 必 | 3 | 半期(前/後) | 2 |
メカトロニクス技術は,機械・電気・電子・情報・制御・コンピュータの各専門分野を組み合わせた新たな機能を創造する幅広い統合技術であるといえる.メカトロニクス総合実験Aは,これらメカトロニクス技術の集大成として「サッカーロボットシステム構築実験」を行う.また,2年生のメカトロニクス基礎実験AおよびBで学んだ各分野の基礎的な知識を基に,統合化・システムインテグレーションの技術を理解する. 【授業形態】実験・実習 |
メカトロニクス総合実験B | 2 | 2 | 必 | 3 | 半期(前/後) | 2 |
メカトロニクス技術は,機械・電気・電子・情報・制御・コンピュータの各専門分野を組み合わせた新たな機能を創造する幅広い統合技術であるといえる.メカトロニクス総合実験Bは,これらメカトロニクス技術の集大成として「マニピュレータ遠隔制御実験」を行う.また,3年生のメカトロニクス基礎実験AおよびBで学んだ各分野の基礎的な知識を基に,統合化・システムインテグレーションの技術を理解する. 【授業形態】実験・実習 |
インターンシップ | 随時 | 2 | 選 | 34 | 通年 | 4 |
本講義は、技術革新の激しい現在の産業界における職業観、勤労観を講義し、その理解を持って後半、実際にメカトロニクスや情報関連産業現場において実習することにより関連技術を効率的に習得することを目的とする。 【授業形態】実験・実習 |
企業研究Ⅰ | 0.5 | 1 | 選 | 3 | 半期(前) | 4 |
<企業研究Ⅰの目的と概要> 企業研究Ⅰは、後前期の企業研究Ⅱと対になっている科目であり、未来科学部のロボメカ学科に関係の深い産業分野に関しての理解を深めるための科目である。本科目では、産業界における産業分野から、ロボメカ学科の卒業生の就職分野として代表的な産業分野と産業内容に関する特質、必要な技術内容、企業技術者に求められる基本事項、就職活動への取組支援等を習得する科目である。 前前期の企業研究Ⅰでは、未来科学部ロボメカ学科の学生に関連の深い産業分野を中心に、産業分野別の産業構造の概要、代表的な産業分野の特徴、グローバル環境での位置づけ、基幹技術の概要、企業の仕組みや組織、企業に就職する要件、必要な技術力、期待される人間力等について学び、学生が自発的に進路を決めるための支援を行う。 後前期の企業研究Ⅱでは、ロボメカ学科に関連した産業分野(電機産業、自動車産業、産業メカトロニクス・産業ロボット産業、情報通信産業、宇宙産業、精密機械・運輸産業等を主とする)の特徴や特質、関連企業を学ぶとともに、就活力を充実するための具体的な方策を学習する。 2つの科目の講義内容はペアとなっているので、両科目を通しで受講することが望ましい。 【授業形態】講義 |
企業研究Ⅱ | 0.5 | 1 | 選 | 3 | 半期(後) | 4 |
<目的概要> 本講義は、前前期に実施した「企業研究Ⅰ」の継続講座の位置づけの講義である。 前前期の企業研究Ⅰでは、未来科学部のロボメカ学科と関連の深い製造業を中心とする日本の産業構造、製品開発と生産システム、企業の組織、工場の仕組み、製造業における技術者の仕事、就活に際しての基礎知識を学んだ。 後前期の「企業研究Ⅱ」では、前期の学習内容を踏まえて、ロボメカ学科の学生の主要な就職活動先である自動車、電機、工作機械・ロボット、宇宙、情報通信産業、組込みシステムやなどの分野の特徴、事業内容、技術者が活躍する仕事の分やM2M・IoTシステム分野についての理解を深める。 また、就職活動では、志望動機、やりたい仕事、勉学・研究実績、人間力などのPR点を明確にすることが重要である。本講義では、就職力向上対策について解説し、エントリシート作成や面接におけるの重要項目についてグループ演習を交えて学習する。 【授業形態】講義とグループ討議 |
微分方程式Ⅰ | 1 | 2 | 選 | 2 | 半期(前) | 3 |
"微分方程式は「関数の微小変化の様子」から「その関数が元々どの様な関数であったか」を導き出すための数学的手法である。その汎用性は非常に広く、微分方程式の理論は単なる数学の一分野の枠を越え、物理学、工学など様々な方面で現象を記述するための数学的手段として広く用いられている。この講義では、常微分方程式の初等的な解法について講義する。種々の微分方程式の解を求められるようになることは勿論、理論的背景についても簡単に触れ、微分方程式論の概要を俯瞰する視点を獲得することを目指して講義を行う。 【授業形態】講義 |