卒業生メッセージ:T.K さん

施工管理はコミュニケーションが肝心
対話力やプロジェクトを統括するスキルは
大学での学びが基になっている

T.Kさん

鹿島建設株式会社
関東支店
T.K さん


2013年3月 未来科学部 建築学科 卒業
東京都/足立学園高校 出身

大規模な建築現場で施工を管理
建物全体の設備の責任を担う

現在は、鹿島建設の関東支店に所属し、毎日、建築現場で施工管理を行っています。
施工管理は建築技術・設備技術に分かれていて、私は電気・水回り、空調など、すべての設備技術を担当しており、工事が問題なく進んでいるかを監督しています。実際の仕事は、工事前から始まります。建設の計画段階では、図面や工事進行の調整などを設計者と相談しながら決定。工事中は、図面通りにいかないところがあると、試行錯誤しながら調整していきます。協力会社との日程、人員の調整なども大切な仕事です。
入社当初は、オフィスビルや商業施設など大きな建物の一部分を担当していましたが、今は、設備工事の責任者として建物全体の設備を統括しています。

リアルな現場を想定した授業を通して「聞く、伝える力」が身についた

大学では、設計課題はもちろん、チームでの大規模な制作など、実際に手を動かしながら学ぶ「ものづくり教育」を1年次から経験できました。社会人になった今、振り返って考えると、実際の現場で生きるスキルが育っていたと思います。特に役立っているのは、実践的なプレゼンテーションやコミュニケーションの能力です。ある授業では、自分が設計した模型の図面を、ペアを組んだ相手と交換し、制作するという課題がありました。制作の意図やイメージなど、図面に描かれている内容以外のことを相手から引き出し、相手に伝えながら制作を繰り返しました。
現在の施工管理の仕事にも直結する、図面を見る力、人から聞き・伝える力はそうした授業での経験から身につけることができたと思います。

時代・環境・お客様に適応する技術でよりよい施工管理を目指す

建設業界も、新たな顧客ニーズや地球環境問題に応えるため、さまざまな進化を続けています。鹿島建設では、建設工法や設備機器のアップデートに加え、無人ロボット導入などによる効率化も進めています。施工管理についてもタブレット導入など、ITツールを次々と取り入れています。私自身も常に社会に対してアンテナを張りながら、向上心を持って、次なる技術・未来の建物を追い求めていきたいです。

-DENDAI designs the Future-
私にとってのⅮ!は「Direction」
建物の未来を、人々の喜びを、導いていきたい

建物づくりを通して、多くの人に喜びを提供できるように、また、自分の喜びにもできるように、正しい方向へ進んでいきたい。そして、その喜びを維持し、未来にもつなげていきたい。

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