
S.K. さん
一般選抜(後期)
システムデザイン工学部
デザイン工学科 3年
■東京電機大学を受験した理由、学部学科を選んだ理由は?
子供のころからデザインに興味があり、理学的な考え方でものを考えることが好きだったこともあり、数学的観点から使いやすさを導き出したプロダクトを作成できるようになりたいと思っていました。そんな夢を叶えることができる場所を探していたところ、デザイン工学科にたどり着きました。受験はこの学科があるところに絞り他の学科との併願はしませんでした。その中でも東京電機大学は魅力的でした。この大学ならではの実学尊重という考え方は、何事にもまず手を動かしていた私にとってはとてもぴったりでした。一般選抜(前期)は2月のはじめ5日間あり、内1日に出願しました。他校併願がしやすかったことを覚えています。しかし、前期にはご縁がなかったため、一般選抜(後期)も出願をしました。ちょうど卒業式シーズンでしたが、試験が2日間設けられていたため、1日目に出願し、2日目に卒業式に参加することができました。
■受験期を振り返っていかがでしたか?
・4月~夏休みまで
学校では数学Ⅲ、有機化学の授業が始まり、受験対策も授業内で行われていたため、ほとんど受動的な勉強中心でした。今思うと能動的に復習を進めていれば良かったと思います。
・夏休み
学校での夏期講習の後、日が暮れるまで大学に残り問題集を解いては解説をじっくり読むことを繰り返しながら勉強していました。すべて個人の裁量であったのでメリハリはあまりなかったと感じます。
・夏休み後~受験直前
夏休み中にできたはずの基礎固めが不十分であったため、不得意な部分は塾に通ったり、理系出身の知り合いに教えていただき補いました。共通テストまでの2か月間はその勉強中心に行い、問題集を本番形式で何回も取り組みました。解けなかった問題を解けるまで何回も解き直したことが一番成長を感じました。
■得意科目と苦手科目について、それぞれの勉強(対策)法を教えてください
どの科目も得意とは感じませんでしたが、強いて言うならば英語でした。英単語はスキマ時間を見つけては単語帳を開き何周もしました。そのため、長文読解対策にとても効果があり、その分他の科目に時間を割くことができました。また、普段からニュースを英語で聞くなどしてリスニング力を鍛えていました。
苦手科目は数学でした。場合の数・確率は特に苦手であり、応用問題で何回も苦しめられました。そのいっぽうで、微分積分の分野は好きであったため、一度微分積分の問題を解いて調子を上げてから、場合の数・確率の問題に取り組んでいました。
■おすすめの勉強グッズは何ですか?
集中力が切れるときがよくあったので、その時はよく森永のラムネを食べていました。試験が始まる前の軽い糖分補給に最適です。受験シーズンはパッケージに応援メッセージが載るようになるのでこれで英気を養いましょう。
文具ではコクヨのリサーレがおすすめです。軽い力できれいに消せて、折れにくいので受験生の熱い力に応えてくれます。色は鉛の色が気にならない黒がおすすめですが、他にもたくさんのカラーバリエーションがあるので気分に合わせて使ってみてください。
■受験勉強でつらいと感じた時はどう乗り越えましたか?また息抜き方法についても教えてください
前期試験がすべて不合格になった時はとてもつらかったです。それでも試験を何回も折れずに受け続けた事実があったので、諦めずに後期試験に出願しました。最終的には高い倍率であったにもかかわらず、受けた後期試験はすべて合格することができました。つらいと思った時こそ今までやってきたこと、してきてもらったことを思い出してみましょう。息抜きは思い切って仮眠を取ることが一番効果的でした。疲れて集中できない中で勉強するよりも、一度寝て情報を整理してみるといいと思います。
■東京電機大学での学生生活はいかがですか?
電大では、高校で経験できなかったことを自ら進んで取り組みながら生活しています。授業は座学よりも、アプリケーションを用いて作品やシステムを作成したり、グループワークをしたりと能動的なものが多いです。また、電大はサークルも充実しています。私は現在5団体兼部しており、ゲーム制作、動画・画像制作、演奏など授業だけでは得られないスキルを実践的に楽しみながら学んでいます。電大では同期先輩後輩かかわらず驚くような才能を持った人がたくさんいるため、毎日が刺激的です。
■受験生に向けてメッセージをお願いします
今は途方もない勉強だと思います。今までできなかったことを嘆いて投げ出してしまいたいと思うこともあるでしょう(私もです)。しかし、できたことも知らないだけで必ずあります。ぜひ思い出してみてください。できなかったことも諦めなければ同様に『できる』にできます。できるようになった過去のあなたは、どんな時でもあなたの背中を押してくれるでしょう。
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