2022年3月 キラリ☆電大生 中久喜 丈一さん、栗原 史弥さん

2022年3月号のキラリ☆電大生から、令和3年度卒業式において卒業生を代表し謝辞を述べた中久喜さん、栗原さんを紹介します。

令和3年度卒業式で壇上に上がる中久喜さん、栗原さん

建築物の安全を担う構造設計者を目指して

中久喜 丈一さん(未来科学部 建築学科 4年)

私は小さい頃からモノを「つくる」ことが大好きで、自宅新築時に施工の様子を見たことをきっかけに大きな建物を「建てる」ということに興味を持ち、建築を学ぶ道を志しました。そして、建物の最も根本的で重要な「守る」機能を担う構造分野に魅力を感じ、構造設計者になることを目標として建築構造研究室の門を叩きました。現在研究室では千葉ニュータウンキャンパスの充実した実験施設を用いて、木材による新たな構造体の研究を行っています。
これまでの学部4年間では十分な基礎力と幅広い知識を身につけるべく学業に力を注ぎました。高度な課題も多く、悩み眠れない日もありましたが、そんな時は趣味の音楽で気分転換をしたり、友人や先生と相談しながら地道に努力を積み重ねてきました。その結果、学長賞などの評価をいただき、確かな自信となっています。
奨学金を頂くことができたため、来年度からは大学院生としてさらに知識を深め経験を積み、目標に向け邁進する所存です。

卒業設計選抜者講評会

趣味の音楽でのライブ演奏

卒業制作発表会で研究室の笹谷准教授と

積極的な課外活動が大きな経験に

栗原 史弥さん(未来科学部 情報メディア学科 4年)

私の大学時代の思い出は、研究活動とそれに関連した課外活動です。私は情報セキュリティ研究室に所属し、マルウェアの検知をする機械学習モデルの更新手法について日々研究しています。
課外活動では、Basic SecCapに参加しJNSA学生賞を頂きました。Basic SecCapでは、CSIRTにおけるインシデント対応について議論する講義やパスワードを解析しながら無線LANにおけるセキュリティを学ぶといった演習などがあり、多くのことを学ぶ良い機会となりました。また、MWSCupにも参加しました。MWSCupは、マルウェア解析に関する事前課題と当日課題にチームで取り組み、その総合点を競う大会です。表層解析を担当し、手を動かして課題に取り組むことで、マルウェア解析手法を体験できたことは大きな経験となりました。
卒業後は大学院に進学し、研究活動を継続すると共に、後輩にも良い影響を与えられたらと考えています。将来は情報セキュリティ分野で社会に貢献するエンジニアになれるよう日々精進して参ります。

研究室のメンバーと(後列右から4人目が筆者)

研究発表の様子

Basic SecCapで作成した電子回路


学園広報誌「TDU Agora」Vol.51(2022年3月号) キラリ☆電大生より転載

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